公益社団法人「Marriage For All Japan(マリフォー)」はこのほど、選挙ポスターにスマートフォンをかざすと、同性婚の法制化に賛成している候補者が分かるARカメラ「プライドビジョン」を開発した。27日投開票の衆院選にも対応し、県内でも22日から運用が始まる予定。
スマホでプライドビジョンのサイトに入り、選挙区を選ぶとカメラが起動する。選挙ポスターにカメラをかざせば、同性婚法制化に賛成の候補者のポスターに虹色のエフェクトが現れる。
マリフォーが今年4月の衆院東京15区補欠選挙で初公開。今回の衆院選では全国35都道府県に広がっている。賛否の判別は、朝日新聞社と東京大学谷口研究室の共同調査に基づく。

県内でも運用に向け、LGBTQs(性的少数者)当事者の畑井モト子さん(44)=那覇市=が20日に全4選挙区の候補者のポスターを撮影した。22日から運用が始まる見込み。畑井さんは「同性婚について知ってもらうだけでなく、選挙に関心を持ってもらい、少しでも投票に行く人が増えてくれたら」と話した。
(前森智香子)