郵便局契約社員が580点余の郵便物配達せず隠す 南大東村
南大東村の郵便局の集配所で勤務していた配達員が、手紙や小包など580点余りを配達せずに自宅などに隠していたとして懲戒解雇されました。
被害届を受けた警察が郵便法違反事件として捜査しています。
懲戒解雇されたのは、那覇中央郵便局南大東郵便集配所で有期の契約社員=「期間雇用社員」として勤務していた配達員です。
日本郵便沖縄支社によりますと、去年11月下旬までおよそ5か月の間、手紙や小包などあわせて584点を配達せずに自宅や自家用車に隠していたということです。
この配達員が先月出勤してこなかったため、郵便局員が自宅を訪問したところ、配達されずに置かれていた郵便物を見つけ、その後の詳しい調査で不正がわかったということです。
日本郵便によりますと、聞き取りに対して、配達員は「その日に配達すべき郵便物を集配所に持ち帰ると注意されることがあり、配達することが嫌になった」などと話しているということです。
日本郵便は、29日付けでこの配達員を懲戒解雇にしました。
配達されていなかった郵便物などについて差出人と受取人に謝罪したうえで、配達や返却などの対応をすることにしています。
また、被害届を出していて、警察が郵便法違反事件として捜査しています。
日本郵便沖縄支社は「被害を受けられたお客様に多大なご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます」としています。