「極度の疲労」オランダ医療相が辞任、新型コロナに関する討論中に卒倒
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【3月20日 AFP】オランダの議会で新型コロナウイルスに関する討論中に極度の疲労で倒れたブリュノ・ブラインス(Bruno Bruins)医療相が19日、辞任した。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)への対応の責任者でもあったブラインス氏は18日夜、議会の演台の前に立っていた際に卒倒し、立ち上がるのにも助けを必要とした。
ブラインス氏は同日、「極度の疲労と、過密な数週間だったため、卒倒した」と説明したが、回復しており、職務に復帰すると述べていた。
マルク・ルッテ(Mark Rutte)首相率いるオランダ政府は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に対する初期対応の遅さを批判され、追い詰められている。
ルッテ氏は新型ウイルス対策として学校やバー、レストランの閉鎖を命じたが、国内では死者76人を含む2460人の感染が報告されている。
19日にスーパーマーケットを訪問したルッテ氏は、生活必需品であるトイレットペーパーが不足することはないと国民に約束した。
「十分ある……オランダ国民は、あと10年は存分に排便できる」とルッテ氏は述べた。(c)AFP