初めて買ったオライリー社の本です。
同社の本は、分厚くて読みづらいというイメージでしたが、この本は意外にも薄手。昔よりも紙質が上がり、薄くなったのかもしれませんね。バッグに入れて持ち運んで読めます。
しかし、中身は簡潔ながら凝縮された内容です。訳者もさることながら、原著者の文章力が高いのかもしれません。適度に挟まれるサンプルコードもすっと頭に入ってきます。
とはいえ、内容を理解するにはJavaScriptの知識は必須。少なくともJavaScriptでコードを組んだ経験があり、jQueryのソースコードを切り貼りしてでも使ったことのある人が対象でしょうか。それでも「やや難しい」と感じるかもしれません。
少し大きなものになると、JavaScriptは表示とロジックが入り乱れて、スパゲッティ化していくもの。jQueryでデスクトップアプリケーションに近いものを組みたいと思ったとき、「どうにかならんもんかなあ‥‥」と嘆いている人にオススメします。
本書はいわゆるJavaScriptで「MVC」という設計手法を導入するための入門書ですが、なぜ導入するのか？ メリットは？というところから、最後はメジャーどころの各MVCフレームワークの解説まで幅広く押さえています。
作者は、あのSpineを作った人ですが（本書を執筆しながら開発したそうです）、メジャーなBackboneにも触れられ、またJavaScriptMVC作者本人による寄稿まで入っています。
さらに本書内で扱っているソースコードやサンプルは、章ごとに分けられてGitHubに上がっているという念の入れよう。
章立ても細かく、最初目次を読んだとき、こんなに詰め込んで大丈夫なのか？とも思いましたが、非常にわかりやすく凝縮された一冊です。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
