津の和洋菓子が一堂に フェスタにぎわう 飴細工実演やマジパン細工体験 三重

【にぎわう「スイーつフェスタ」会場=津市久居小野辺町のイオンタウン津城山で】

【津】三重県の津市内の和洋菓子が一堂にそろう「第12回スイーつフェスタ」(市物産振興会スイーツ部会主催)が22、23日の両日、同市久居小野辺町のイオンタウン津城山であった。市内で製造・販売する14店舗が限定商品などを販売したほか、23日には地元菓子職人による飴細工の実演やマジパン細工の体験などがあり、多くの人でにぎわった。

市内の和洋菓子を知ってもらおうと平成22年度から開いており同所での開催は今回が初めて。来店客は目当ての店舗で次々に限定品などを買い求めた。2歳の娘と来店した市内の須能理彩さん(32)は「いろいろなお店の商品が一気に買えて、駐車場も広いので子連れにいい」と感想を話した。

初回から続いていた飴細工の実演は、材料費の高騰などに伴い今回が最後になった。「菓子の館とね」シェフパティシエの鈴木伸春さんが色とりどりのあめを温めながら長く伸ばしたり球状に膨らませたりする技術を披露し、来場者は興味深げに見守った。

同部会の伊藤博康部会長(57)は「過去にないぐらいの盛況。店同士の情報交換もでき活性化につながる」と意義を話した。

【鈴木さん(右)の飴細工実演に見入る来店客=津市久居小野辺町のイオンタウン津城山で】