Content-Length: 79348 | pFad | https://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0611/24/news056.html
資料や伝票など、紙をめくる作業は意外と面倒なものだ。しかし、指サックのような専用のツールがなくても、とある身近なアイテムを使えば、紙を正確かつ高速にめくれるのである。
この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。
会議資料をめくったり、ファイルに綴られた伝票をめくったりと、ビジネスで紙をめくるシーンは数多い。紙をめくることが業務効率アップに直結する経理部門などであれば指サックを用意して対処しているだろうが、どの部署にでも指サックがあるわけでもない。かといって、指先にツバをつけて紙をめくるのは衛生的にもなるべくパスしたい行為である。
本誌のT記者によれば、紙の4隅のうちの1つをめくる場合、右手親指で下方向から紙を持ち上げ、たわんだ紙を右手人差し指で伸ばし、伸ばした瞬間に左手親指と人差し指で紙をめくる方法がお勧めだという。この際、ある程度たわみをつけたほうが「より確実にめくれる」(T記者)というのだ。
このやり方は、T記者が「銀行員の先輩から聞いた」方法だ。銀行員といえば、しょっちゅうお札という紙を数える仕事をしているので、当然「紙めくり」のスキルは高い。われわれのような一般ビジネスパーソンが簡単にできるのかといえば、そうでもないようだ。たとえば、上記方法はまくら記事でおなじみのY記者(10月12日の記事参照)はうまくできなかった。そういう方のために、効率アップを図れるアイテムがある。どこにでもある「プラスチック消しゴム」がそれだ。
使い方は至ってシンプル。消しゴムを普通に持ち、消しゴムの角で紙をなでるようにすれば、驚くほどスムーズにめくれる。手の油が紙に付くこともないし、どれだけ多くの枚数をめくっても指先が痛くなることがない。摩擦係数が低いので、紙を2枚まとめてめくってしまうミスも激減する。慣れていけば「ものすごい速さ」で紙をめくれるようになる。いいことづくめだ。
職場によっては消しゴムそのものが常備されていない場合もあるだろうが、さすがに指サックに比べると見つけやすいだろうし、買ったとしても100円でおつりが来る。紙質によってはめくりにくい場合もあるが、これは指サックでも条件は同じである。
コツとしては、角がとがった新品の消しゴムではなく、ある程度角がまるまった消しゴムを使うこと。紙との接触面積が広いほうがめくりやすいため、へんに新品の消しゴムにこだわる必要はない。ただし黒く汚れた消しゴムを使うと紙そのものが汚れる可能性があるので注意しよう。
このムービーをご利用いただくためにはFLASHプラグイン(バージョン8以上)が必要です。
仮にも「消しゴム」なので、紙に書かれた文字が消えてしまうのでは? という声も聞こえてきそうだが、ビジネスシーンで使う書類、特に伝票が鉛筆で書かれていることはまずない。安心して使っても問題なさそうだ。
最後に、紙めくりにまつわる追加Tipsをもう1つ。たくさんの紙をさばく場合は、いったん紙の束を縦にし、上から息をフッと吹きかけて紙と紙のスキ間に空気を入れてやると、紙がめくりやすくなる。コピー機などの紙詰まりにも効果があるため、日頃から心掛けるとよいだろう。
製品名 | プラスチック消しゴム |
---|---|
発売元 | 文具メーカー各社 |
実売価格 | 100円でおつりが来ます |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Fetched URL: https://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0611/24/news056.html
Alternative Proxies: