「フル出社で年収2000万円」or「フルリモートで年収800万円」──ITエンジニアとして働くならどっち？

[松浦立樹，ITmedia]

　「働くならどっちの条件？」──エンジニア向けの転職サービス「Findy」を運営するファインディ（東京都品川区）は9月8日、そんなテーマの調査結果を発表した。働くならば「フル出社で年収2000万円」か「フルリモートで年収800万円」のどちらがいいか、ITエンジニア向けに投票を募ったところ、小差で「フル出社」派が多数となった。

　投票期間は8月1〜8日で、全部で1013票が集まった。その結果、「フル出社で年収2000万円」が54％、「フルリモートで年収800万円」が46％となった。なお、厳密な統計処理は行っていないためエンタメとして読んでほしいとしている。

　フル出社派に投票した人の割合を年齢別に算出したところ、若い世代ほど年収を重視している傾向が見られた。また地域別でみると、東日本が56.13％、西日本が42.70％となり、東日本に住むITエンジニアの方がフル出社を選ぶ人が多い結果となった。

　さらに都道府県別にみると「北関東・甲信」が59.3％、「南関東」が57.7％と関東エリアが最も多い結果に。逆に、最も選択率が低かったのは「九州」（31.3％）だった。ファインディはこの結果について「九州では主に福岡を拠点にエンジニアコミュニティーが活発であることが影響しているのかもしれない」と考察している。

　実際に投票した人たちからの意見として、フル出社派からは「2000万もらえるならフル出社でも何でもする」「年収は同じでも良くて、単純に私は出社が好き」「2000万だったら出社するけど、これがもし1000万だったら悩ましい」などの声が上がった。

　一方、リモート派からは「通勤時間を使えばもう少し稼げるだろうし、家庭が回らなくなるので論外」「そもそもフル出勤で2000万円分の働きができる自信はない」「フル出社で子育てはなかなか厳しいものがあるので」などの意見が見られた。