長期休暇、有給休暇、フレックスタイム、在宅勤務などの選択肢は、今昔変わらず誰もが望むことです。でも、もしあなたの会社の従業員にアラジンのランプが与えられ、際限ない望みをかなえることができるとしたら、一番の望みとして出てくるものに驚かされるでしょう。さらに良いことに、彼らの望みは、あなたの会社にとっても利益となることもあるのです。

ひとつ良い例があります。健康的なものしか売っていない自動販売機はどうでしょう。あなたの社員の健康を重視することは、すべてのことでプラスになります。自動販売機で健康に良い飲食物を適正価格で提供することができれば、従業員がより健康になるだけでなく、高価な外食も抑えることができます。さらに、これから雇う人を惹きつけ、現在の従業員も幸せにしてくれる、いくつかの例をあげてみましょう。

1. 近所の託児所

これを実現する方法はいくつもあります。あなたの会社の規模にもよりますが、会社近くに低価格、または無料の託児所だって作ることができるかもしれません。場合によっては、従業員が子供を職場に連れてくることを許可することさえ可能です。それには他の従業員の邪魔にならず、また与えられた業務はキッチリこなすという前提が必要にはなりますが。従業員には家族がいます。ですので、その近くで働くための手立ては、大きな支えになります。

2. 長期勤続に対する報酬の休暇

何年も同じ会社に勤めていれば、燃え尽きることは避けられません。有給、かつ、復職の保証がある長期勤続休暇(一般的には3ヶ月間)は、社員をリフレッシュさせるのみならず、間違いなくやる気満々で戻ってきます。そんな制度があれば大きな福利厚生になります。長年ひとつの会社に勤めることはそれだけ大きなことなのです。

3. 会議を少なくする

多くの会社が会議をしすぎており、会議を整理しきれないことによって貴重な時間を無駄にしています。あなたが社員なら、週に何度も会議に出席するべきではありません。仕事に集中できるようになれば、社員はより幸せを感じます。全員を会議で拘束することが、物事を解決するわけではないのです。

4. 外が見える部屋

すべての従業員に個室を与えることは不可能でしょう。しかし、自然の光が入らないラスベガスのカジノのような環境で働くのはうんざりです。また、自然光は前向きな考え方に不可欠であり、一般的に従業員の生産性は上がります。オフィスの環境は注意深く選びましょう。

5. リモートワークの選択肢

その場にいなくて良い仕事であっても、多くの場合、企業は従業員に職場への出勤を要求します。物理的にその場にいないと仕事にならない場合を除き、遠隔会議や在宅勤務、または部分的な在宅勤務を試してみてはどうでしょう。多くの人は在宅勤務の楽しさと引き換えに、低い給与を受け入れるでしょうから、あなたが雇用者なら新しく雇用する従業員に提示する給与の額を下げられるかもしれません。

6. 柔軟な勤務スケジュール

リモートワークであったとしても、柔軟な勤務スケジュールは社員をさらに幸せにします。子供のサッカーの試合を観戦したいかもしれないですし、早い時間に現地に入らないといけないコンサートの券を当日手に入れたかもしれません。勤務時間を正しく申告し、かつ、仕事がこなせている限りは、勤務時間については寛容になってあげてはどうでしょう。

6 Things Your Employees Want But Don't Ask For|Inc.

Drew Hendricks(訳:Conyac

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