JFE商事、インドに鋼材加工拠点 12年7月稼働
JFE商事は6日、インドのムンバイ郊外に鋼材加工拠点を設けると発表した。約13億円を投じて年3万4千トンの加工能力を整え、2012年7月に稼働させる。14年には主に現地の変圧器や発電機メーカー向けに2万トンの販売を見込む。JFEスチールが約15%出資する現地鉄鋼大手JSWスチールの鋼材販売も将来は手掛けたい考えだ。
JFE商事グループが全額出資する「JFE商事スチールインディア」を設立した。JFEスチールから仕入れた電磁鋼板を切断し、地元の需要家に納める。JFE商事として海外の加工拠点は中国やシンガポールなどに続いて15カ所目で、インドでは初めて。同国中西部では変圧器などに使う電磁鋼板の需要拡大が見込めるという。