中国の紡績メーカー、コンサイニー・グループ(CONSINEE GROUP)の日本法人コンサイニージャパンは3月12〜14日、東京・原宿のウィズ原宿(WITH HARAJUKU)で展示会「2026 S/S コンサイニー・グループ展示会」を行う。大盛況だった昨年9月に続き、2度目の展示会では同社がストックして提供している、CONSINEEとTOP LINEのバリエーション豊かな最新春夏コレクションを国内初披露する。展示会ではイタリアのピッティ・フィラーティなどで展示した100点以上の製品サンプルも持ち込み、春夏ならではのニット製品を紹介する。また、昨年9月に提携を発表したスパイバーの人工タンパク質素材「ブリュード・プロテイン(BREWED PROTEIN)」を使った新素材や、カシミヤの撥水加工なども見どころだという。同社の酒井雅行社長は「カシミヤのイメージが強いCONSINEEだが、春夏向けの天然素材も非常に充実している。ニットのアイディアを提供したい」と話す。
クラシックカシミヤを中心としたヤーンブランド「コンサイニー(CONSINEE)」では、秋冬コレクションでは扱っていない細番手のカシミヤを始め、春夏に使いやすい素材を幅広いカラーバリエーションで展開。天然素材中心の高級ファンシーヤーンブランド「トップライン(TOPLINE)」ではシルク混を中心とした意匠糸をバリエーション豊富にそろえる。酒井社長は「このクオリティでここまでのバリエーションはほかにはない」と自信を見せる。
コンサイニー・グループは、カシミヤを中心に高級獣毛を年1万トン以上生産するカシミヤ紡績大手で、紡績工程から出荷作業までを完全自動化するなど、テクノロジーで世界の最先端を走る。
酒井社長は「撥水カシミヤでは、防汚という観点を入れ、高価なカシミヤ製品で白やライトグレーといった明るい色での提案も行いたい。日本でここまでの幅広いバリエーションのニット素材の提案は、当社ならでは。展示会にぜひ足を運んでほしい」と意気込む。
■2026 S/S コンサイニー・グループ展示会
日程:3月12〜14日
時間:10:00〜18:00
場所:WITH HARAJUKU 3F LIFORK
住所:東京都渋谷区神宮前 1-14-30