マツダSC

マツダSC
原語表記	マツダサッカークラブ
創設年	1966年
所属リーグ	広島県社会人サッカーリーグ
所属ディビジョン	1部
ホームタウン	広島県安芸郡府中町
ホームスタジアム	広島スタジアム; 揚倉山健康運動公園; 吉田サッカー公園; 庄原市上野総合公園; 廿日市市サッカー場
	■テンプレート（■ノート）■サッカークラブPJ

マツダSC（マツダサッカークラブ）は、広島県を拠点とする、自動車メーカーマツダのサッカー部である。

前身は日本サッカーリーグ1部などに所属していたマツダSC（旧・東洋工業、現・サンフレッチェ広島）のサテライトチーム、マツダSC東洋クラブ。

概要

1966年、広島県リーグ発足に伴い、JSL・東洋工業の2軍として創部。1軍を引退したOB選手、および1軍の若手が選手登録されていた。若手はここで経験を積ませ、ある程度認められるとトップチームである東洋工業に登録される流れになっていた。当時のチーム名は「東洋工業B」あるいは「東洋工業クラブ」。東洋工業のコーチやマネージャー、若手にくわえ、当時は今ほど選手登録に厳しくなかったため、1軍である東洋工業選手が調整としてプレーしていた。

1984年から中国サッカーリーグに昇格。1980年代に入ると、トップチームのマツダSCには地方のハンデキャップから有力な大学生新人がほとんど来ない状況となっていた（地元広島出身の金田喜稔・木村和司らが来なかった）が、ここで育てられた若手がのちに1993年のJリーグ開幕とともにサンフレッチェ広島で主力となることとなる。

1992年、マツダSCを母体としてサンフレッチェ広島が誕生。マツダSC東洋は「新生」マツダSCとして宗政潤一郎を監督に中国社会人リーグに登録。1990年代中期にはサンフレッチェ広島を戦力外となった選手も所属しており、1996年からの3連覇を含め5回優勝し、全国地域リーグ決勝大会に出場していた。

チーム成績・歴代監督

年	所属	順位	勝点	試合	勝	PK 勝	分	PK 敗	敗	得点	失点	差	監督	備考
1983	広島県1部
1984	中国サッカーリーグ	7位	7	14	3	-	1	-	10	12	34	-22
1985		3位	16	14	7	-	2	-	5	33	29	4
1986		4位	15	14	6	-	3	-	5	24	22	2		トップがJSL1部へ昇格
1987		優勝	20	12	8	-	4	-	0	34	8	26		地域決勝GL敗退
1988		2位	23	16	10	-	3	-	3	39	23	16		トップがJSL2部へ降格
1989		優勝	20	12	8	-	4	-	0	23	9	14		地域決勝GL敗退
1990		優勝	25	16	12	-	1	-	3	43	4	39	宗政潤一郎	地域決勝GL敗退
1991		優勝	35	14	11	-	2	-	1	37	11	26		地域決勝GL敗退トップがJSL1部へ昇格
1992		2位	26	14	8	-	2	-	4	44	17	27		トップがサンフレッチェ広島にマツダSCに名称変更
1993		優勝	33	14	10	-	3	-	1	58	9	49		地域決勝GL敗退
1994		優勝	30	14	9	-	3	-	2	34	16	18		地域決勝GL敗退
1995		3位	21	14	6	-	3	-	5	24	23	1
1996		優勝	31	14	10	-	1	-	3	46	12	34		地域決勝決勝L敗退
1997		優勝	35	14	11	1	-	0	2	48	16	32		地域決勝GL敗退
1998		優勝	37	14	11	2	-	0	1	65	14	51		地域決勝GL敗退
1999		3位	32	14	10	1	-	0	3	61	19	42	宗政潤一郎/ 上原洋史
2000		7位	15	14	4	1	-	1	8	26	44	-18	上原洋史
2001		5位	14	12	3	2	-	1	6	15	20	-5
2002		6位	10	10	3	0	-	1	6	9	15	-6
2003		7位	14	14	3	1	-	3	7	19	31	-12		入替戦に敗れ広島県リーグへ降格
2004	広島県1部
2005		2位	33	13	11	-	0	-	2	28	8	20
2006		優勝	37	13	12	-	1	-	0	46	6	40		中国地域県リーグ決勝大会優勝入替戦に勝利し中国リーグへ昇格
2007	中国	6位	22	17	6	-	4	-	7	22	31	-9
2008		7位	13	16	4	-	1	-	11	17	37	-20
2009		9位	13	18	3	-	4	-	11	14	36	-22		広島県リーグへ降格
2010	広島県1部	4位	22	12	7	-	1	-	4	22	22	0
2011		10位^[1]	6	3	2	-	0	-	1	7	3	4
2012		6位	16	12	5	-	1	-	6	31	31	0
2013		12位	4	11	1	-	1	-	9	18	43	-25		広島県2部へ降格
2014	広島県2部	3位	21	11	6	-	3	-	2	20	11	9		入替戦に勝利し広島県1部へ昇格
2015	広島県1部	5位	17	11	5	-	2	-	4	21	25	4
2016	広島県1部	10位	11	11	3	-	2	-	6	23	27	-4		入替戦に敗れ広島県2部へ降格
2017	広島県2部	2位	23	11	7	-	2	-	2	35	13	22		広島県1部へ昇格
2018	広島県1部	11位	9	11	1	-	6	-	4	13	30	-17		入替戦に勝利し残留
2019	広島県1部	10位	9	11	2	-	3	-	6	22	37	-15
2020	広島県1部A^[2]	5位	3	5	1	-	0	-	4	5	32	-27
2021	広島県1部	6位^[3]	9	6	3	-	0	-	3	13	11	2
2022		9位	12	11	3	-	3	-	5	19	25	-6
2023		11位	6	11	1	-	3	-	7	20	35	-15		入替戦で引き分け残留

注:ここでいうトップとは東洋工業サッカー部を指す。

タイトル

リーグ戦

中国サッカーリーグ：9回

チーム名変遷

1966年 - 東洋工業B・東洋工業クラブ
1984年 - マツダSC東洋クラブ
1992年 - マツダSC

歴代監督

1990年 - 1999年 : 宗政潤一郎
1999年 - 2000年 : 上原洋史

主な在籍経験選手

脚注

^ 自動車業界の操業日変更により日程が消化できないため、リーグ戦の成績抹消。下位4チームによる順位決定戦を開催
^ 新型コロナウイルスの影響により、2ブロックに分けて開催
^ 新型コロナウイルスの影響により、2ブロックに分けて1回戦総当たりを行った後、別ブロックの同順位チームと順位決定戦を開催

参考資料

http://www.sportsonline.jp/staff.asp?team=mune.fc&contents=2

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[1] 自動車業界の操業日変更により日程が消化できないため、リーグ戦の成績抹消。下位4チームによる順位決定戦を開催

[2] 新型コロナウイルスの影響により、2ブロックに分けて開催

[3] 新型コロナウイルスの影響により、2ブロックに分けて1回戦総当たりを行った後、別ブロックの同順位チームと順位決定戦を開催

[1]

[2]

[3]

表話編歴中国サッカーリーグ（CSL）優勝クラブ
1970年代	73 マツダオート広島 74 広島フジタSC 76 広島フジタSC 77 三井造船 78 マツダオート広島 79 マツダオート広島
1980年代	80 川崎製鉄水島 81 川崎製鉄水島 82 川崎製鉄水島 83 マツダオート広島 84 川崎製鉄水島 85 川崎製鉄水島 86 マツダオート広島 87 マツダSC 88 マツダオート広島 89 マツダSC
1990年代	90 マツダSC 91 マツダSC 92 三菱自動車水島FC 93 マツダSC 94 マツダSC 95 広島フジタSC 96 マツダSC 97 マツダSC 98 マツダSC 99 三菱自動車水島FC
2000年代	00 SC鳥取 01 広島FC 02 三菱自動車水島FC 03 三菱自動車水島FC 04 三菱自動車水島FC 05 佐川急便中国 06 ファジアーノ岡山 07 ファジアーノ岡山 08 レノファ山口FC 09 佐川急便中国
2010年代	10 レノファ山口FC 11 デッツォーラ島根E.C 12 デッツォーラ島根E.C 13 ネクスファジ 14 松江シティFC 15 松江シティFC 16 SRC広島 17 三菱自動車水島FC 18 松江シティFC 19 SRC広島
2020年代	20 SRC広島 21 三菱自動車水島FC 22 福山シティFC 23 福山シティFC 24 福山シティFC