自作でも二次創作LINEスタンプは販売禁止──LINEクリエイターズマーケットには著作権に関するガイドラインなし

LINEクリエイターズマーケット

2014年2月26日、表参道ヒルズで開催された新サービス発表会LINE Showcase 2014において、クリエイターが自作スタンプを販売できるスタンプマーケット「LINE Creators Market」の正式発表がおこなわれた。

LINE、4月に「LINE Creators Market」をオープン──LINEスタンプの販売を一般クリエイターに開放へ

さっそく26日15時に公式サイトがプレオープンし、自作スタンプの販売に関するガイドラインが公表されている。

ガイドラインでは、画像のサイズ・フォーマットや必要なテキストの指定など形式的な要件とともに、LINE側が推奨するスタンプおよびNGとするスタンプの例示もされている。

二次創作はNG

しかし、ガイドラインでは、多くのクリエイターが気になるところであるはずの著作権に絡んだナイーブな問題について触れられていない──そう、漫画・アニメ・ゲームなどの二次創作スタンプは許容されるのかという問題についてだ。

発表会でも著作権問題について触れられなかったので、ガイドライン発表前にアプリオ編集部がLINE社員に確認を取った。すると、二次創作について明確に「NG」との回答が得られた。なお、著作権者が二次創作を許容している場合でも、同様にNGとなるのかについては、追加取材中だ。

二次創作を許容している著作権者の作品に関する二次創作スタンプも同様に認められないとの回答を得られた。

また、スタンプの著作権は誰に帰属するのか尋ねたところ、(1)素材(イメージデータ)の著作権はクリエイターに帰属するが、(2)スタンプデータとして加工するためのプログラム等の著作権はLINEに帰属するとのことだ。

登録から販売の流れ

LINEクリエイターズマーケット 登録から販売の流れ

自作スタンプの販売開始までの流れは

  1. クリエイターの登録
  2. 販売スタンプの登録
  3. 販売スタンプの審査
  4. 販売開始

となっている。

気になるのは、3.販売スタンプの審査だろう。LINE社員に取材したところ、前述のとおり著作権に関しては厳しく対応するとのこと。また、登録申請が殺到することが予想されるが、どの程度の期間で審査が完了し販売することができるのか現在のところ不透明。4月にならないと、どの程度の登録があるか不明な以上、現段階で期間について明言することは避けるのは当然だろう。

独自性あふれるスタンプで賑わうLINEクリエイターズマーケットを、1ユーザとしては楽しみに待ちたい。

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