夏休み向けエンタメ本のご紹介

いよいよ7月も今日で終わり。夏本番ですね。

いつもは社会派の本ばかり紹介しているちきりんですが、実はエンタメ系の本も大好きです。もうすぐ夏休みだし、気軽に読めておもしろい本をお探しの方、どうぞご参考にー。



剣客商売 (新潮文庫―剣客商売)

剣客商売 (新潮文庫―剣客商売)

これは一冊読むと、止まらなくなり、次々と続編を読みたくなるほどハマってしまいます。江戸時代の小粋な主人公の生き方のゆるやかさ、自由さ、かっこよさに魅了されます。エンタメの名作シリーズ。



検屍官 (講談社文庫)

検屍官 (講談社文庫)

これも、おもしろいですよね−。シリーズ最初の5冊くらいは一気に読みたくなります。美人の女性検屍局長ケイが、猟奇的な連続殺人の謎を解き明かしていくシリーズ。人間くさい仲間達も魅力的。アメリカの犯罪事情なんかも学べます。



百万ドルをとり返せ! (新潮文庫)

百万ドルをとり返せ! (新潮文庫)

株で大損をした5人がその金額ぴったりを取り戻そうと考える笑える大作戦。英国人らしい(超くだらない)こだわり設定が余計に笑いを誘います。まさに「イギリス」の本って感じ。



日本以外全部沈没―パニック短篇集 (角川文庫)

日本以外全部沈没―パニック短篇集 (角川文庫)

日本“以外”が全部沈没したらどうなる? 日本が沈没するんじゃないですよ。日本以外が全部、沈没するんです。めちゃめちゃおもしろいです。おちゃらけ社会派の極地みたいな、ありえない設定が素敵すぎる。コ難しいアジア関係を笑い飛ばそう!



恋 (新潮文庫)

恋 (新潮文庫)

典型的ではない不思議な男と女の関係。70年代という“時代と愛憎の機微”の絡まり具合が絶妙です。これは女性向きかな。



白夜行 (集英社文庫)

白夜行 (集英社文庫)

東野圭吾さんに関してはやっぱりコレが一番と思います。太陽の前に出られない男と女の物語。切なく、哀しく、そして怖いです。



ナイルに死す (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

ナイルに死す (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

古典的ですがアガサクリスティもおしゃれで大好きなシリーズ。ナイル川のクルーズ船の情景が頭に浮かび、その場にタイムトリップできます。エジプトに行きたくなりますよん。



黒革の手帖〈上〉 (新潮文庫)

黒革の手帖〈上〉 (新潮文庫)

黒革の手帖〈下〉 (新潮文庫)

黒革の手帖〈下〉 (新潮文庫)

何度も映像化されていますが、文章による“女”の繊細な描き方が秀逸だと思います。社会派としては、今と当時の時代の違い(銀行の仕組みとかね)にも注目しながら読めるかな。



新装版 人間の証明 (角川文庫)

新装版 人間の証明 (角川文庫)

軽い話ではありませんが、心をえぐられます。暑い夏にじっくり読んでほしい。読んでて喉が渇くような小説。ちょっと「ぴりっ」っとしてみたい方へお勧め。


上からざっと見て頂ければわかると思いますが、著者はどの方も超一流の大御所ばかり。やっぱり多くの人に読まれているものは、完成度が高いんだよね。いいモノは常に読者(市場)に支持される。


旅行の移動中やリラックスした休暇中にぜひどうぞ。


そんじゃーねー!

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ちきりんの愛用品はちきりんパーソナルブログでご紹介中だよん

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