東京都町田市は、東京都の多摩地域南部にある地方自治体。
東西22.3km、南北13.2kmと東西方向に長く、面積は71.55km²*1、人口は426,336人*2。
東京都と神奈川県の県境に位置するベッドタウンで、周囲を神奈川県に囲まれているため、この地域の管轄が神奈川の企業も多い。
駅から少し離れるとすぐに住宅地が広がっており、日本有数のマンモス団地群が遠くまで広範囲に続く。
その団地群から町田駅までは多少距離があるため、バスを利用する事となる。
そのため多摩モノレールを延長する計画もあったが、今では全く進んでいない。
住宅地を抜けるとその先は多摩のイメージが強く、緑色の田畑など豊かな自然が残っている。
スタジオジブリの名作「平成狸合戦ぽんぽこ」でも、そのイメージを見聞きする事ができる。
また、少年サッカーが盛んな地域であり、現在FC町田ゼルビアがJリーグを目指している。
相原( - 橋本 - 相模原 - 矢部 - 淵野辺 - 古淵 - )町田 - 成瀬
多摩境
駅のほとんどが神奈川県横浜市、川崎市、大和市、相模原市との境目付近にあり、市の中心部は意外と不便である。
小田急の町田駅とJRの町田駅は乗り換えにやや時間がかかる。
上記の両町田駅と東急の南町田駅は、近くにあるわけではないので注意が必要。*3
東京都町田市と神奈川県相模原市との境界は、かつての境川沿いとなっている*4が、かつての境川は激しく蛇行しており、たびたび洪水を引き起こしていた。そこで昭和40年代に入ってから河川改修が行われ、相模原市緑区橋本付近よりも下流では拡幅とともに流路の直線化が行われた。
改修当時、河川沿いにはほとんど住宅がなかったことから、行政は開発が落ち着いた段階で、境界線をまとめて変更しようとしていたのだが、その間に町田市、相模原市双方で宅地開発が進み、川に分断される形で東京都寄りに相模原市、神奈川県よりに町田市が点在する、いわゆる「飛び地」のような状態の土地にも、多くの住人が居住してしまった。改修によってできた飛び地は200か所以上、対象住民はおよそ1,000人に上り、上下水道やごみ回収などの行政サービスの点で大きな不便を強いられている。
東京都町田市と神奈川県相模原市では、1995年から約22kmある境界付近で「飛び地」となっている対象住民に対し、下流側から同意を得ながら、これまでに5回*5にわたって境界変更が行われた。しかし、これでもまだ全長の約半分が変更されたにすぎず、子どもの通学や進学や、自治体への愛着といった観点などから、必ずしも境界変更に賛成していない住民もいることから、すべての飛び地を解消できる見通しはまだ立っていない。