なぜRSSが普及せず、SNSが普及したのか?
色々なところでRSSについて書いているのを見たので、「なぜRSSが普及せず、SNSが普及したのか?」について考察してみる。
RSSリーダーもソーシャルブックマークも、ネット先進ユーザー層向けのものだ。
俺の周りにいるネットに疎い人達がそれらのサービスを使っている姿がこれっぽちも想像できない。
使う必要性が無いし、使えないと思う。
事実、彼らに使い方を手取り足取り教えても、さっぱり使えるようにならない。・・・
この層に対してSNSやニコニコ動画が圧倒的なスピード(1000万人規模)で広まった理由は何だろう。
http://d.hatena.ne.jp/core/20080220/1203447152
コミュニケーション?
楽しさ?
まだ考えはまとまっていない。
RSSは、ネット最新ユーザ層向けのものであって敷居が高いってのも普及しない理由のひとつだろうけど、それよりも何よりも根本的なことは「使う必要がない」ってことだと思う。
なんで使う必要がないのか?
まず一番最初に、圧倒的にインターネットを行う時間が違う。一般ユーザが一日に見るサイト数なんて高が知れていて、定期購読をしているサイト数なんて片手で足りる人が大半だろう。もしかしたら定期購読しているサイトなんてないのかもしれない。そんな一般ユーザに対してRSSを普及させようとしたところで何に使うんだろう?定期購読をしているサイト数が少ないのであればお気に入りに登録して開いて確認すればいいだけで、RSSを使用しようと考える人が出てこないのは当たり前のことだ。
だから、
それぞれのブロガーがフツーの人のRSS知識をハックするべき理由 - ホームページを作る人のネタ帳RSS購読はちょっとだけでもガッカリ感をなくす力がある
とか
それぞれのブロガーがフツーの人のRSS知識をハックするべき理由 - ホームページを作る人のネタ帳RSSが便利なのは使った人にしかわからない
とかは全く論外なことを喋られているんじゃないのかなぁと思う。この方が書かれているのはあくまでネットのヘビーユーザであって、一般人にはブログを読んだときに失敗したなぁというがっかり感とか、RSSを使ってネットをはいかいする時間が減ったとかの便利感とかない。
じゃあ、SNSはなぜ普及した?*1
RSSとは基本的に更新をチェックしてくれるだけのサービスである。そう考えるとSNSって最初からRSSの機能を持っている。マイフレンドの日記が更新されるとトップページに表示されて、その日記にコメントを記入すれば日記のコメント数が表示される。これって立派なRSSの機能なんじゃないのか?そう考えるとRSSの上位サービスとしてSNSがあると考えることができるので*2、RSSよりもSNSが普及するのは至極当たり前のことである。