パリまであとなんコギ

交通事故にて頸椎骨折し障害を得たリカンベント乗りが再びパリ・ブレスト・パリを完走するまでの記録(予定)

【安全化】リカンベントは対向自転車から見えているか?

リカンベント、とくにローレーサで走っているとき。
普段の走行では他の自転車の後ろについて走ることはほとんどないのだけども、ブルベやサイクルイベントなどを走るときは同行者が多いためやむを得ず他の参加者、アップライトな自転車の後ろについて走ることがある。


そんなアップライトな自転車の後ろについて走るとそこはかとない恐怖を感じる。
なんだかとても嫌な感じなので抜かすか距離を取るかのどちらかの行動にでることがほとんど。
そもそも走行ペースが合わないので一緒に走ることは少ないのだけど、輪をかけてロードバイクな人と一緒に走ることは少なくなるのだ。


なんでそんなに嫌な感じがするのか?前方の視線を遮られて私が前が見えないのが主因なのだろうかと思っていた。
そんなときずいぶん前にタチさんと参加したサイクルピクニックの動画がアップされていたものを観た。

9分55秒くらいが問題の箇所
https://www.youtube.com/watch?v=OHvkT1DbrTo&list=FLty3Jqpt4TZ_YYpK3H7oUkw#t=9m30s




アップライトな自転車が何台も走っていく。
9分50秒くらいでなんだか奥のほうに幅広な低い自転車が見えてくる。
あ、変な自転車。トライクだ。


っと思ってたらタチさんのトライクの前に突然現れるミッドレーサーな私のリカンベントがっ!
そう、前を走る自転車の影に隠れていて通り過ぎる直前まで気がつかないのだ。
たとえるならばまさにジェットストリームアタック状態。
マッシュなのか?オルテガなのか?
俺を踏み台にするのか?



私も前走者との車間距離を詰めすぎているのも良くなかったのだけど、街乗りをしてると前を走るママチャリとの車間が詰まってしまうというのは発生しえるシチュエーションだ。


自転車の陰に隠れて前方から見えなくなると何が危険かというと、逆走してくる自転車だ。


逆走してくる自転車からはほぼリカンベントを視認することができないだろう。逆走自転車がスマホなど弄りながらだともう絶望的。


パターン2の路駐車がある場合なども致命的で路駐自動車の影響で逆走自転車からの視認性は最悪と言ってよいだろう。


逆走自転車以外にも、赤信号待ちからスタートダッシュかけてくるような右折原付などは視認してもらうのは難しいように思われる。



私が漠然と感じていたロードの真後ろについたときの言いようのない不安感は前が見えずらいということに加えて、『見られてないだろう』という潜在的な恐怖から来るものだったのだろうな。



そもそも逆走する自転車が悪いだろうという議論もあるだろう。
だけど現実問題として逆走自転車は日常的に存在しているので理想を振りかざしても無意味だ。
衝突の結果として得られるのは自身の怪我か相手の怪我か…
そもそも怪我程度で済めばよいけどね。

などと最近頸椎骨折して大怪我した私としては、安全性について考えることが最近多くなってるわけですよ。



リカンベント側からできる対処としては

1.車間を空けるようにして死角に入らないようにする
2.真後ろに入らない。車線をずらして姿を現すようにする

ってとこだろかね。


他者からは『見えずらいだろう』とは思ってたけど、実際に画像で見るとより分かりやすかった。


また、よく『リカンベントは車から見えない』などということを聞くが、一度実際に車からどのように見えるのか検証してみたいものだ。
車の前方を走ってるときや真横を走ってるときやや後方を走ってるとき。前方視界やサイドミラーにどのように映るのか?
対向車として走ってきたときは?


これからリカンベントに乗る人への注意喚起にもなるだろうしね。

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