営業とは何かを考察するブログ

販売や接客の効果的な方法を考察するブログ。購入者の心理や販売テクニック、トーク技術を磨き、つらい、きついというイメージを見直します。

ホームページ制作前にみるべき企業ホームページのあまり知られてない2つの本質

Facebook, Yahoo and Google pens
Photo:Facebook, Yahoo and Google pens By Jeni Rodger

インターネットが普及して十数年になり、ホームページから顧客が集められる時代になっている。世の中にはホームページを作るとすぐにネットから問い合わせが来て、顧客が来ると勘違いしている経営者も少なくない。作った後、何も反応がないとホームージ制作会社にクレームをする。ホームページを制作しただけでは優れた営業マンになってくれない。そもそも企業のホームページは以下の2つの大きなタイプに分けられる。

 

1.パンフレット型

多くの企業サイトはパンフレット型だ。企業の紹介パンフレットをネットでも見れるというイメージである。企業紹介をいつでもどこでもネットで見ることが出来るというメリットはあるが、それ以上でもそれ以下でもない。特に、小さな企業が「ホームページがないと信用されない」や、名刺にアドレスを記載して、ネットでも会社紹介を見てほしいなどという需要のために制作される。既述したが、ここで勘違いする経営者もおり、ホームページを制作しただけで売上アップにはなかなかつながらない。ホームページを、後述する「営業マン型」をするためには、多くの企業が莫大なる経費をかけている。

 

2.営業マン型

営業マン型とは、ホームページから顧客を集めるタイプだ。ホームページ自身の広告をしたり、方法はいくつかあるが、やはり一番メジャーなのが、検索エンジン対策だろう。Google や  Yahoo などの検索結果でいかに上位にもっていくか対策する方法だ。検索エンジンからきた訪問者は、自分が検索したキーワードで来るため、見込み客の確率が高くなる。そのため多くの会社やホームページ会社は躍起になって検索エンジン対策をする。検索エンジンの上位に表示されると、問い合わせが多くなるばかりか、知名度も高くなる。実際の営業マンの費用を削減して、検索エンジン対策に当てている会社も多いだろう。パンフレット型の企業ホームページに比べ費用のかけ方が全く異なる。

 

インターネットはよく「勝者総取り」と表現される。極端に言えば検索エンジンの1位に掲載されなかったら、2位も100位も変わらないということだ。営業マンを多数抱えると安定的に売上が出る。だが、検索エンジン対策をすると、莫大な売上か、少しの売上か、100か1かとなる。企業がホームページ制作をする際には、どちらのタイプにするかはっきりと決めるべきだろう。「作ったホームページがパンフレット型だが、なにもせずに自然と営業マン型になってほしい」という考えは通らない。そこで、2つのタイプそれぞれの、効果的なホームページ制作会社の選び方を紹介する。

  

パンフレット型の制作会社の選び方

会社のパンフレットを作るように、とりあえずないと信用されないというパンフレット型であれば、いかに安く、いかに信頼を与えることが出来るデザインで作れる制作会社がよいだろう。また、一般的にホームページに月額費用はかからない。多くのホームページ制作会社が「サーバ維持費」や「更新費」などの理由で月額費用を取っているが、実際は必要ない。会社紹介をするのに、何度も更新する内容はほとんどないだろうし、サーバ費用、ドメイン費用だって、年間数千円で借りることが出来る。パンフレット型のホームページを制作したい場合は、月額費用が不要で、低額且つデザインがしっかりと作ることが出来るホームページ制作会社に依頼するべきだ。

 

更新については、更新があった時に課金するシステムが良いだろう。既述したが、会社紹介のホームページに毎月更新することもないし、あるのであれば自分で更新できるブログで十分だろう。ちなみにブログの維持費も高くはない。

 

まとめると・・・

  • パンフレット型なら数万円という低額でも提供している会社に依頼する
  • ホームページの維持に月額は要らない(ドメイン、サーバ費用だけでも年間数千円)
  • しっかりとしたデザインが作れ、信用を与えること出来るかどうか
  • 更新が必要であれば、更新するたびに課金するシステムがよい。
  • 何かを定期的に発信したい場合は、ブログを活用

 

営業マン型の制作会社の選び方

営業マン型のホームページは検索エンジン対策が主だ。世の中には検索エンジン対策(SEO対策)をサービスとして提供している会社が星の数ほどある。一方で、Google や Yahoo の検索エンジンはその小手先の検索エンジン対策をできるだけ防ぎ、本当に価値あるコンテンツを上にあげようと日々改良を重ねている。つまり検索エンジン対策会社とGoogle、Yahoo のイタチごっこがこの数年続いているのだ。昔は単純だった検索エンジン対策も、現在は複雑化しており、小手先の技術では対応できなくなっている。中には、全く成果が出ないのに、検索エンジン対策費用だけ請求する会社もあり、費用はかけたが全く成果にならない場合も少なくない。

 

そこで、一番おすすめなのが、成果報酬型の検索エンジン対策会社だ。お問い合わせ一件につき、いくらという契約をするのだ。そうすれば、不要な費用は支払わなくてもいいし、ホームページ経由できたお問い合わせをどのように顧客になるかに集中すれば良い。成果を出さず、検索エンジン対策のレポートだけ多く報告し、仕事をした気になる検索エンジン対策会社などに依頼してはいけない。成果報酬型の検索エンジン会社と契約し、問い合わせが来た見込み客を顧客にするほうがよほど効果がある。

 

まとめると・・・

  • 成果を保証しない検索エンジン対策会社を使ってはいけない
  • 検索エンジン対策をするなら成功報酬型の会社へ依頼する

 

企業ホームページの制作を依頼する前には、しっかりとどのタイプかを検討し、決めるべきだ。その後、それぞれのタイプの適切なホームページ制作会社に依頼する。間違っても、パンフレット型なのに、多額な月額費用を払ってはいけない。逆に、営業マン型にしたいのに、制作するだけで売上が上がると勘違いしてはならない。そして、怪しげな検索エンジン対策会社に頼ってはいけない。成功報酬型の検索エンジン対策会社としっかりと相談し、成果に対し対価を支払うようにしよう。

 

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