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Japan Blog

"軍艦島”をストリートビューで歩いてみよう



Google では、本日より長崎県長崎市高島町端島のストリートビューを公開します。

今日、公開する端島は、もしかすると「軍艦島」という名前でご存知の方が多いかもしれません。戦艦「土佐」に似ていることからつけられた俗称だそうですが、端島は、長崎港から 19 キロの海上にある小さな半人工島です。1870 年から炭鉱開発が始まり、日本の近代化を支える炭鉱の町として、最盛期には 5000 人以上がこの島で暮らすほどに栄えましたが、1974 年の閉山とともに無人島となりました。

端島は、現在、島の一部について上陸が認められていますが、今回は長崎市のご協力により、立入りが禁止されているエリアを含め島全体を撮影しました。撮影には、バックパック型の撮影機材トレッカーを用い、約 2 時間程度、島内を歩いて撮影しました。

かつて人々が行き交った集合住宅の階段には、今では青々とした緑が茂り、南国風の低木にまぎれて美しい白いユリが花を咲かせています。階段をのぼり、緑のトンネルを抜けると、島を一望できる神社付近に出ることができます。高い空と青い海に囲まれた静かな景色の中、海風に吹かれて剥がれたコンクリート片がパラパラと落ちる音が聞こえてきます。

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また、今回はおみせフォトの機材で、無人となった集合住宅内を撮影しました。まさに昔の白黒テレビやソーダの瓶がそのまま残っている様子がご覧いただけます。

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ちなみに、端島は映画 「007 スカイフォール」のデッドシティのモデルとしても使われたそうです。

長年、海風や台風にさらされた端島は、少しずつその形を失いつつあります。ストリートビューで撮影したパノラマ画像が、端島の今を留めるデジタルアーカイブとなり、未来の世代にその姿を伝える資料となることを願っています。

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