Amazon Data Services JapanがITpro EXPO 2010会場に設営したブースでは、パートナー企業のソリューションが数多く出展されており、モバイル関連では、東芝がAmazon Web Servicesを活用したケータイCRMを披露している。
東芝が展示しているのは、マルチデバイス配信エンジンを使ったクラウドCRMソリューション。デモでは、CMS(コンテンツ管理システム)で作成した携帯電話向けサイトのデータを、iPhoneとAndroid端末のXperiaに最適化して配信する例を示した。登録フォームなども含めて、スマートフォンで見やすく表示できる。
東芝の説明員によれば、「ここ数カ月、スマートフォンでサイトを表示できるようにしたいとの要望が急増している。現在、Android端末としてはXperiaに対応しているが、今後はその他のAndroid端末にも対応していく」という。
こうした携帯端末向けソリューションでは、キャンペーンの実施などで過度にアクセスが集中するケースがある。そのトラフィックを処理するために、東芝はAmazon Web Servicesを活用した。フロントエンドとしてAmazon Web Servicesを使って負荷を軽減しながら、ポイント管理などのオンプレミスのシステムと連携させるソリューションを紹介していた。