差が大きければ大きいほどよい。
作戦、策略などは戦闘力に含めません。
凄い武器を使ったなどは該当させない方向で(強くなってるので)
北斗の拳で、心臓が右にある(そういう人はリアルの世界でも存在する)サウザーという敵がいて、普通の人とは秘孔の位置が鏡に写したように違うため、ケンシロウはコテンパンにやられてしまうが、秘孔の秘密に気付いたケンシロウは逆転勝利する。
フィクションで。
勝利したというか、城攻めで圧倒的な大軍に負けなかったっていう。
墨攻
忍びの国
のぼうの城
■追記[2017/09/08 15:20ごろ]
超高速!参勤交代 リターンズ
「七対一万二〇〇〇か。こんな戦は古今東西なかったはず……」
相馬が唾を飲む。
「なんの我らは一騎当千。存分に屠ってやるさ」
荒木が嬉しそうに言う。
「しかし一騎当千だとしても、七人なら七〇〇〇しか倒せぬのではありませんか」
(略)
「ふん、馬鹿め。今まで黙っておったがな。俺は本気を出せば二〇〇〇はいける」
(土橋章宏『超高速!参勤交代 リターンズ』講談社文庫)
ちょこっと追記しました。
wikipedia:井ケイの戦い(背水の陣)
3万vs20万、3万側の勝利
wikipedia:ヒ水の戦い
7万vs100万、7万側の勝利
あと、砂漠という騎兵が圧倒的に優位といわれる地形において、騎兵3万を歩兵5千で打ち破ったという事例があります。戦術については不明なんですが、歩兵の練度が高かったという事が言われていたと思います。
wikipedia:李陵
他にはマラトンの戦いなんかも戦力差をひっくり返した事例ですが、これはどちらかというと装備差によるものでしょうか。騎馬弓兵が一斉射撃した後に混乱した敵軍に騎兵が突撃するという機動力重視のワンパターンな戦術で勝ち続け版図を広げてきたペルシア軍に対し、大盾と長槍で身を固めた重装歩兵で待ち構え、相手の初手である弓矢を盾で封じて応戦した形です。わざと中央突破をさせた後に盾兵に囲まれ行き場を失った馬上の兵を左右から槍で串刺しにしたとの話を目にした事もありますが、そのへんは史実かどうか不明です。
wikipedia:マラトンの戦い
李陵について追記:
wikipediaの記事を読む限りでは、3万の兵に勇戦するも結果は敗北、との印象を受けかねないので補足しますと、自分の記憶ではこうなっています。
3万の兵は撃退しているので確かに勝っています。
敗戦の報せを受けた匈奴の王は8万の兵を本陣から繰り出し、この戦いで李陵は捕虜となります。
つまりwikipediaの記事では2つの戦いが1つにまとめられているばかりか、8万の兵のくだりがすっぱり抜け落ちてしまっているようです。
ウルトラマンレオに変身した状態で、とても倒せなかった怪獣を、人間に戻った姿のウルトラセブンが同じく人間になった姿のウルトラマンレオを、いじめに近いようなやり方で鍛え、新しい技を習得させる。するとウルトラマンレオは、怪獣を倒せるようになる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B3%A5%E7%BE%BD%E3%83%BB%E4%BC%8F%E8%A6%8B%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84#.E5.BD.B1.E9.9F.BF
最近の日本史で有名なのは鳥羽伏見の戦いです。
総大将の慶喜が逃亡してしまい、幕府軍の敗退につながりました。
戦力比では幕府軍有利だったんですけどね。
ある意味で謀略の勝利といえるかもしれません。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%A2%E3%83%B6%E5%8E%9F%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84#.E5.B0.8F.E6.97.A9.E5.B7.9D.E7.A7.80.E7.A7.8B.E3.81.AE.E8.A3.8F.E5.88.87.E3.82.8A
日本史で一番有名なのは何と言っても関ヶ原の戦いでしょう。
戦力比は西軍有利でしたが、小早川秀秋の裏切りによって東軍の勝利に終わります。
こっちは謀略の勝利ですね。
なお、桶狭間の戦いは最近の研究によればそれほどの戦力差はなかったようで、精鋭部隊による地の利を生かした波状攻撃が効果的だったようです。
フィクションで、私が知っている典型的なお話は「エンダーのゲーム」です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0
ゲームに勝利する力が強い子供に全軍の指揮を執らせる、本人に知られないように、というお話で、戦力の効果的な運用による勝利の方程式です。
『ドラえもん』で、のび太とジャイアンが喧嘩して、のび太が勝ったことがある。
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%81%AE%E3%81%B3%E5%A4%AA+%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3+%E5%96%A7%E5%98%A9&hl=ja&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ved=0ahUKEwiV7qjdl47WAhXFvrwKHQo8CoIQsAQIJQ&biw=936&bih=467
私がした4つの回答のうち、これだけは方向が違うと思うのですが、やっぱり的外れでしょうか。私の理解力不足は申し訳ないです。
いえ、これは方向あってます。ただ理由が「根性で頑張った(どらえもんを心配させないため)」っていうぐらいなのでちょっと面白みに欠けるかなとは思います。
普通は負ける戦、勝つからにはなにがしかの根拠があって、その理由みたいなのに興味があったので。
(が、それは質問文には書いていないので、理解力不足云々ではないです)
レッドクリフ Part I & II ブルーレイ ツインパック [Blu-ray]
映画:レッドクリフは三国志の「赤壁の戦い」がテーマ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E5%A3%81%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84
魏20万vs呉蜀3万
300(スリーハンドレッド)はペルシャ戦争のテルモピュライの戦い。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%AB%E3%83%A2%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84
超人伝説のタイプも戦力差をひっくり返す物語が多い。
砂の惑星は典型例だろう。
古典的なSFになるが、血統を選択強化して超人を生み出すというパターンの先駆とも言えるのが「ドルセイ!」という作品。
軍人として強化された血統の超人的な活躍で戦力差が逆転される。
たった一隻の原潜でアメリカ艦隊を翻弄し、戦略目的を遂げる・・といういささか無理のあるお話が沈黙の艦隊。
知恵と勇気で難局を切り抜けていく。
お話の上では色々な逆転劇があるが、実際の戦争ではあまり起こらないのが逆転。
戦力の少ない側が勝利した・・という文献には当時の勝利した側の宣伝が多分に含まれる。
なぜなら、少数だったとしておいた方が為政者にとって都合が良い場合が多いから。
特に中国の歴史書は、情報を道具として使う伝統があるから、ある程度の嘘は間違いなく含まれると思って良い。
歴史の真実は陽炎のようなものだと思って欲しい。
昆陽の戦い
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%86%E9%99%BD%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84
約1万vs約40万
結果:約1万側の勝利
目を疑うかもしれませんが、その後の光武帝の戦果を考慮すると本当だったかもしれません。
圧倒的な戦力差として考えられる二つのパターン。
戦力小の側が極端に少ない。→一人とか一小部隊とか一隻とか。
戦力大が極端→敵の本隊の前に飛び出した。移動中の敵旗艦とその護衛艦に遭遇した。大名行列の前で狼藉を働いた。暴れた場所が敵の本部前だった。星を一つ爆破できるほどの超兵器がやってくる。敵は超絶的な超能力を持っている。
一人なら、「ランボー」「ダイハード」「ホワイトアウト」「ボーンアイデンティティー」など、相手が組織でゲリラ戦を挑む方法が多い。(挙げればきりがないのではないか)基本は一人ずつ倒していき、リーダーにアタックして勝利。このパターンはフィクションの方が多いだろう。史実であったとしても、記録が無いのではないだろうか。
これを身近に落とすと、「ホームアローン」などの、子供と悪い大人たちという図式になる。知恵と工夫で物量に対抗するさまに、快哉を叫ぶわけだ。
小部隊なら、星野之宣の「サージャント」という傑作がある。軍曹(サージャント)の位を与えられた人工知能戦車が、自分の小部隊に所属する人間とともに、敵の機構軍団を殲滅する話。サージャントのデザインがカッコええのだ。
ならず者たちの群れに対抗して傭兵を集める話としては、「七人の侍」を筆頭とする七人物がある。ならず者たちの数は、七人に対して圧倒的に多いのだから、このパターンになるはずなのだ。しかし、結末は七人の勝利ではなくて、村人の勝利である(とリーダーが呟く。ネタバレすまぬ。超古典だからいいでしょ?)。微妙だ。
艦隊対一隻というパターンだと無理が生じる。史実では、大和の天一号作戦やビスマルク追撃戦などのように、単艦では何もできないのが近代戦闘(イージス艦のように遠距離射撃は別枠)、圧倒的戦力差はそのまま結果につながるのが普通。宇宙戦艦ヤマトのようなファンタジーは別だろう。単艦で補給なしという設定なら、本来なら地球重力圏からも出られまい。
敵の本隊に遭遇という設定で、圧倒的戦力差、しかも勝利ってのは難しいなぁ。「フューリー」は役に立ったらしいが勝ってないし。「プライベートライアン」は負けちゃったし。
スターウォーズエピソードIVは、圧倒的な破壊力と輸送規模のデススターに対して、数機の軽戦闘機で戦うラストバトル。Xウィングファイターの翼がX形に開くシーンが「鳥肌もの」だったのは、もう40年近く前だからだな。デススターの唯一の弱点である排気口への攻撃という構成は、ある意味典型的。「バルス!」と叫ぶのと同じで、なぜか一点突破できる弱点が設けられている。敵将の首を上げれば、他の兵を殺さずとも済むというのと本質は同じなんだけど、難易度が違う。デススター攻略は、結構簡単だよね。ダースベーダーが扱いきれないくらいの戦闘機の数があればいいんだからさ。
戦力というのを人数に置き換えると、多数決の話につながっていく。
「サマーウォーズ」の後半、AIとのコイコイ一騎打ちのシーンでは、所属しているユーザ数の勝負。「12人の怒れる男」では、無罪派の人数が1人で有罪派11人という圧倒的な差からの逆転劇。実際にも、泡沫候補だったそのまんま東の当選とか、なるわけないでしょのトランプ氏の大統領とか、圧倒的(ってほどでもなかったかな)無勢からの逆転はあったりしますな。
さらにシェアという数字の戦いが、商品市場では行われていて。アサヒビールのどん底からの一位奪取は、戦力差を圧倒した例じゃないでしょうか。アサヒビールのシェアは1983年ごろは業界最下位の10%程度。トップのキリンが60%越えで6倍差。これを、スーパードライ砲で破壊して、2001年に首位になる。以降40%程度のシェアを維持している業界トップ。うーん、これは努力でだんだん力を付けたという奴になっちゃうのかな。
海外SF小説からいくつか取り上げてみましょう。
基本、アメリカ人はこのパターンが大好きなので、ある意味米国産で戦争モノのSF作品の1/3~半分ぐらいはこのパターンかもしれませんが、まぁ、いくつか典型的な例を。
「スタータイドライジング」
「知性化戦争」
スタータイド・ライジング (上) (ハヤカワ文庫 SF (636))
デイヴィッド・ブリンの知性化シリーズはまず、舞台の宇宙における人類が圧倒的後進種族として描かれており、これ以上なく不利な条件からひっくり返していくのが大筋です。基本的には、「奢れるもの久しからずや」と「知識に頼りすぎるな」という教訓を与えてくれます。
「彷徨える艦隊」シリーズ
わりと最近の作品としてジャック・キャンベルの宇宙艦隊モノ。
シリーズの冒頭いきなり敵国の首都星系、敵陣の奥の奥で、冷凍睡眠から解凍された艦長がいきなり先任士官として強引に艦隊司令とされるところから始まります。
テーマは「100年戦争による知識の忘却」「バカに指揮を任せるな」「地の利を生かせ」等。逆転に注ぐ逆転、ひたすら逆転しかありません。たぶん一番要望に近い作品。
「ダウンビロウ・ステーション」
ダウンビロウ・ステーション (上) (ハヤカワ文庫 SF (599))
辺境に位置する交易宇宙ステーションに突然強力な戦闘艦隊が難民船を引き連れて到着しステーションに難民の収容を求めてきます。
無数の難民の中で混乱のただ中に放り込まれたステーション管理者の采配と知略・友情そして各陣営の混沌とした思惑がぶつかり合い事態を打開するカギとなります。
日露戦争の奉天会戦。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%89%E5%A4%A9%E4%BC%9A%E6%88%A6
日本の小部隊がロシアの大部隊を包囲した。
奉天会戦は戦線100キロにも及ぶ、世界戦史上でも希に見る大会戦となった。
日本軍の兵力は約25万、火砲990門に対し、ロシア軍は兵力約37万、火砲1200門。
またロシア軍は砲弾量も圧倒的に日本軍よりも多く、奉天地区には強固な防御陣地を構築していたという。
普通に考えれば、日本軍がロシア軍に勝つことは奇跡に近いことであった。
1.まず、最右翼(東側)の鴨緑江軍が動き、ロシア軍総司令官クロパトキンの注意を向け、次いで隣の第一軍の攻撃を開始させ、出来る限り敵の予備軍を右翼に引きよせる。
2.右翼が動き出し敵軍をひきつけるのに成功したならば、最左翼たる第三軍に大きく迂回運動させ、敵の右翼(西側)を脅かし、ロシア軍を牽制する。
3.左右の行動が功を奏するや、中央に位置する第二、第四軍を進出させ中央突破を決行し、勝利を一気に決する。
このような戦略で日本軍は奉天で勝利を収めた。
努力の結果、戦力差を覆した(対戦時点では戦力差が無かった)パターンについては求めておりません。伝わりにくい質問文でお手間取らせてすみませんでした。
2017/09/06 05:14:16