【8月20日 AFP】パキスタンの対テロ法廷は20日、2007年のベナジル・ブット(Benazir Bhutto)元首相暗殺事件に関する3件の罪でペルベズ・ムシャラフ(Pervez Musharraf)元大統領を起訴した。  

 ムシャラフ元大統領は、北部ラワルピンディ(Rawalpindi)の反テロ法廷で殺人、殺人の共謀、殺人ほう助の罪で起訴された。同元大統領は、これらの罪について否認している。  

 同国で強大な権力を長期間にわたり保持してきた軍部の元指導者が起訴されることは、これまで例がない。  

 2008年に大統領職を退いた後、自ら出国して国外での亡命生活を送っていたムシャラフ元大統領は、政権復帰を目指して3月に帰国。以降、4月19日から自宅軟禁下に置かれていた。(c)AFP