今年で生誕30年となる特撮ヒーロー番組初の映画化『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』から、これまでのイメージとは一味違った、ダークでスタイリッシュなギャバンのポスタービジュアルが公開となった。

　1982年から放送され高視聴率を記録し、シャリバン、シャイダー、メタルダー、ジバンといったメタルヒーローシリーズの先駆けとなった「宇宙刑事ギャバン」。ギャバン＝一条寺烈を演じる大葉健二の情熱的な演技や、ストレートに男を歌い上げた主題歌など、ドラマを通じて伝わる熱い男臭さも人気を博した。

　公開された劇場版のポスタービジュアルは、そんなギャバンのイメージを覆すような、スタイリッシュなデザイン。光を背に受けポーズを決めるギャバンの姿は、大半が影におおわれ、美しく輝く銀のボディーとのコントラストが、まるでダークヒーローのような雰囲気を醸し出している。

　またメタルヒーローの象徴ともいえる目の光は、従来のオレンジではなく青。本作には石垣佑磨が主演しWギャバンとして大葉と共演する。ビジュアルに登場したギャバンは、石垣演じる十文字撃が「蒸着」した姿と見られ、烈とはまた違った、新世代ギャバンの活躍に期待が高まる。

　当時のファンのみならず、若い世代も魅了するような本ポスターのデザインは、時代に左右されることのないギャバンの魅力を再認識させる。本作も、当時と変わらぬインパクトを観客に与えることになりそうだ。キャッチコピーにもあるように「伝説」から「不滅」の存在となった宇宙刑事たちは、現代の子どもたちにどんなメッセージを届けるのか。楽しみにしたい。（編集部・入倉功一）

映画『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』は10月20日より全国公開