インターネットはまさに戦場。
Kaspersky Labs(カスぺルスキー・ラボ)は先日、美しくも恐ろしいインタラクティブマップを立ち上げました。そのマップとは世界中のオンラインにおける脅威がリアルタイムで見られるというもの。サイバー攻撃をこうして視覚化することで、自社のセキュリティソフトウェアを購入してもらうのが狙いだそう。それにしてもすごい。
この地図、カーソルを使って地球をくるくる回したり、ズームしたりできるだけでなく、情報量も充実しています。地図上でクリックすればその国のデータが表示されるようになっています。これらのデータはカスぺルスキーのマルウェア監視ソフトウェアから取得したものなので、包括的なデータとは言えないかもしれませんが、そこそこ参考になりそう。
例えばアメリカは一番リスクが高いエリアで、マルウェアのターゲットとしては世界4位。もっとも汚染されているのはのカスぺルスキーの本拠地であるロシアです。日本は31位。攻撃者と被害者をつなぐ線は攻撃の種類によって色分けされています。これをみてどんなセキュリティ対策をとるべきか参考にできますね。
こんなふうにリアルタイムでサーバー攻撃を目の当たりにしてしまうと、自分のコンピュータは一体どれぐらい安全なんだろうと考えずにはいられませんよね。地図の右上には「Am I Infected?(私は汚染されてる?)」という機能が用意されていて、これをクリックするとカスぺルスキーのセキュリティソフトウェアがお試しで使えるページにジャンプするようになっています。ただ身を守る方法はたくさんあるのをお忘れなく。無料のものもありますしね。
[Kaspersky via Motherboard]
Adam Clark Estes (米版/mana yamaguchi)