米ボストン企業の取り組み
米ボストンを拠点とするベンチャー企業、グリーンビーンリサイクルが、使用済みの缶や瓶のリサイクル活動を楽しく行えるソーシャルゲームを開発、マサチューセッツ工科大学(MIT)の学内でも取り入れられ、注目されている。12日CNN.co.jpが伝えている。
ユーザーは、リサイクル資源となるゴミを投函する際に、専用のリサイクルボックスに設置されているタッチスクリーンで電話番号を登録する。すると、投函した数が記録されていき、この状況をWebサイト上で確認できるようになっている。
このようにして記録された数を友人と競い合うこともできるようになっており、ここにゲーム性が導入されている。また、リサイクルに貢献した個数に応じて値引きチケットが発行される特典もあり、そのチケットがペイパルのアカウントや学内で使用できる精算カードに送られるようになっているそうだ。この特典は自分で使う以外に、指定した慈善団体へ寄付することもできるという。
成果はかなりのもの!満足感がポイント
この取り組みは今年の夏に開始され、サイトの情報によると、現在計1万4366の缶や瓶を回収することができているそうで、これは約2650kWhの電力消費抑制に相当するという。リサイクルとして、かなり順調に進んでいるようだ。
MITの男子学生寮では、寮ごとに数を競ったりもしているとか。グリーンビーンリサイクルのCEOであるサハイ氏は、今後ボストン地域の他大学および集合住宅地などへも、このシステムの拡大を目指していくという。効果がその場でわかる、すぐに得られる満足感こそがポイントだとし、楽しく行えるリサイクルの普及に努めていくそうだ。
Greenbean RecycleMITCNN.co.jp