
美容ポータルサイト「@cosme(アットコスメ)」の原宿駅前にある旗艦店「@cosme TOKYO(アットコスメトーキョー)」(渋谷区神宮前1)が3月5日、全館リニューアルオープンする。経営はアイスタイルリテール(港区)。
2020年1月にオープンした同店は、プチプラ化粧品やデパートコスメ、韓国コスメなど国内外600以上のコスメブランドを取り扱い、売り場ではランキング棚やポップアップなど、独自の切り口で売り場を展開。豊富な品ぞろえや人気商品の陳列の仕方などが「コスメのテーマパーク」として人気を集め、来店客数は月間約23万人に上る。
オープン以来初となるリニューアルでは、3階にフレグランスゾーンを新設するほか、「もっとビューティーとの出合いを」をテーマに、ミニコスメを集めたコーナーや、同店でも売り上げが伸びているシートマスク商品を壁一面に並べる「シートマスクウオール」など、新たな売り場を用意。店内の配置を見直して通路幅を広げるなど、店内の回遊性向上も狙う。高級ファッションブランド「PRADA(プラダ)」のコスメライン「プラダ ビューティ」の国内3拠点目となる売り場(4月25日以降)など高級ブランドの取り扱いも拡充する。リニューアル後の売り場面積は約1380平方メートルに増床。取扱ブランド数も750に増える。
フレグランスゾーンでは、高級ブランドや、薬局などでも販売されるバラエティー系ブランドなど「国内最大級」の品ぞろえとなる約70ブランド・約400SKUを取り扱う。香りのイメージを24種類の色と言葉で表現したアットコスメ独自のインデックスと、AI技術で香りの特徴を可視化して自分の好みとマッチングできるインタラクティブサイネージ「カオリウム」を組み合わせた体験もできるようにする。取り扱うほぼ全ての商品には、香りの特徴などを記したオリジナルのムエットを用意し、ムエットを持ち帰って香りの変化を確認した後にECなどでも購入できるようにする。
ギフト需要が増えていることから、目黒のラッピング教室「toi et moi(トワエモア)」がプロデュースするセルフラッピングコーナーも3階に開設。開いて戻せるラッピングボックスを使い、同店の購入品や、他店で購入した商品も合わせて包めるサービスを展開する。
エントランス近くに設けるミニコスメコーナーには、これまで各売り場やレジ前で展開してきたミニサイズやトライアルサイズの商品を集めて陳列。約50ブランド、約100SKUを取りそろえるほか、同店限定の商品も並べる。シートマスクウオールは2階に設ける。
これまでも人気が高かったセールスランキングコーナーは改装後に増設し、水道台を増やすなどテスターバーも拡充する。2階のポップアップコーナーは壁面に移し、カウンセリングしやすい売り場に刷新。階段を上がってすぐのエリアには新たに「ネクストトレンドゾーン」を設け、「トウリュウモン」売り場でも新商品や限定品を取り扱う。新設する「インナービューティータワー」では、インナービューティー商品やサプリメントなどを成分や機能別にラインアップする。
新たな取扱ブランドは、国内ブランド「SUQQU(スック)」「RMK」「SK-II」など。そのほか、「athletia(アスレティア)」「Celvoke(セルヴォーク)」「IPSA(イプサ)」「THREE(スリー)」などの人気ブランドも新たに投入する。
リニューアルを記念して、限定セットの販売やオリジナルミラーの進呈なども予定する。
営業時間は11時~21時。