WPバックアップ必勝法！「BackWPup」プラグインを使って突然サーバーがクラッシュしても大丈夫なように運用するための方法

WPバックアップ必勝法！
「BackWPup」プラグインを使っ
て突然サーバーがクラッシュして
も大丈夫なように運用する
ための方法
担当：篠田和敏

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本日の主な項目は？
○ 簡単な自己紹介安心の初級編

○ バックアップの重要性を再認識してみよう

○ どんなバックアップ方法があるのか

○ プラグイン「BackWPup」を使う理由とは

○「BackWPup」のインストール方法

○「BackWPup」の設定方法ちょっと中級編

○「BackWPup」を使ったリストアの設定方法


簡単な自己紹介
• 株式会社テンダーリンクス代表取締役専務
篠田和敏（しのだかずとし）

• 6年間、東京のWeb開発会社で勤務
→ 独立を機に地元である京都に活動拠点を移す

• サーバー運用からお客様窓口まで幅広く動いてい
るが本来は、LAMPでのシステム開発を得意とし
ている

• 2012年10月より専門学校にて将来の
優秀なプログラマを育てるべく教鞭をとっている


次は...
○ 簡単な自己紹介





○「BackWPup」の設定方法



バックアップの重要性を再認識！
○突然トラブルはやってきます
【ケース１】
クライアントから突然の電話
納品したWordPressのシステムがスタッフのミスで破損！

元に戻すことができないかという相談をいきなりもちかけら
れる。

【ケース２】
サーバートラブル！？

すべてのデータが突然クラッシュ
クラッシュ前に戻すことができないか社内で検討


バックアップの重要性を再認識！
○バックアップさえあれば...
どのケースもバックアップさえあれば一発で解決ですが...

○けれどもバックアップって...
• どれをバックアップすればいいか分からない

• バックアップをする習慣がない、面倒

• 私のところに限って...


次は...








方法の前に...
○何をバックアップする必要があるのか

コンテンツファイル系
テーマファイルをはじめとする、CSS、画像ファイル等
可能であればプラグインなどもバックアップできるとベスト

データベース系
記事やコメント、固定ページといったWordPressで管理して
いる全データ


バックアップ方法の種類
○手動で頑張る！
【メリット】
最新のファイルをごっそりダウンロードして自分のパソコン
内に保存しておく、初心者から上級者までできる泥臭い方法

【デメリット】
• 必ず最新が手元にあるとは限らない

• 記事などデーターベースのバックアップ方法は上級者向き

• リストア（復元）をするのも上級者レベルでなければ辛い


○プラグインを使わず全自動でバックアップする
【メリット】
最新のファイルとデータベースの内容を一定時間で
バックアップできる

• サーバーのプロフェッショナルでないと難しい

• リストア（復元）をするのも上級者レベルでなければ辛い


○プラグインを使ってバックアップする
【メリット】
WordPress初心者でも比較的簡単に設置可能

• いろいろありすぎて迷う

• プラグインによって機能がマチマチ

• リストア（復元）のしやすさもマチマチ


次は？








プラグイン「BackWPup」を選ぶ理由
【メリット】
・プラグインのセットアップが簡単！
※英語のプラグインですが複雑な処理は不要

・WordPressのコンテンツとデータベースを
両方バックアップができる！

・タイマーセットで自動的にバックアップができる！

・Dropboxにバックアップファイルを保存できる

・サーバー環境によって動作が異なる


次は？








「BackWPup」をインストールする
①公式サイトからダウンロード

ダウンロード

②ファイルを解凍する

解凍


「BackWPup」をインストールする
③解凍した「backwpup」フォルダを
「/wp-content/plugins/」にアップロードする

アップロード

④プラグインの有効化


次は？








新規でバックアップルールをつくる
WordPressの管理画面メニューに「BackWPup」が
追加されているのを確認

「BackWPup」のサブメニュー「Add New」をクリック

クリック！


①まずはバックアップルールの名前を設定する
「BackWPup」→「add new」画面上部

とりあえず、「Backup-ALL」と入力しておく
（任意の文字列でOK）


②バックアップ対象を設定する
「BackWPup」→「add new」画面上部右端

[Database Backup]
※データーベースをバックアップ

[File Backup]
※テーマを含むWordPress全体を
バックアップ

両方の項目にチェックする！


③自動でバックアップを行う周期を設定
「BackWPup」→「add new」画面上部右端２段目

[Activate scheduling]
※この項目にチェックがないと自動的に
バックアップをすることができない！

下の項目で、
• monthly( 月１回)
• weekly（週１回）
• daily（毎日）
• hourly（毎時）
が選べる
サイトの更新頻度に応じて、周期を決める！


④バックアップファイルの圧縮形式を設定する
「BackWPup」→「add new」画面上部右端３段目

[File Prefix]
※バックアップファイルの
接頭語設定ができる

[File Formart]
※扱いやすいものを選択する

初期設定でも問題なし！


⑤バックアップ完了メールの送信設定
「BackWPup」→「add new」画面上部右端３段目

[E-Mail-Adress]
※バックアップ完了のお知らせメールを受け取るメールアドレス
[Only send an e-mail if there are errors.]
※この項目のチェックを必ず外す！
チェックが入っている場合は、エラー発生時しかメールが
届かないので注意！


⑥バックアップするデーターベース範囲の設定
「BackWPup」→「add new」画面中央上段

[Database tables to use]
※今回は全テーブルをバックアップするので、すべての項目に
チェックがされていることを確認する！


⑦バックアップするコンテンツ範囲の設定
「BackWPup」→「add new」画面中央２段目

[Blog Folders to Backup]
※今回は全コンテンツをバックアップするので、すべての項目に
チェックがされていることを確認する！


⑧Dropboxへの設定
「BackWPup」→「add new」画面中央６段目

[Authenticate!]ここをクリックしてDropboxと連動させる
[Max backup files in Dropbox folder]
最大何件前までのバックアップを保持するかを設定する

事前にDropboxのアカウントを取得する


⑨すべての設定が終われば保存する
「BackWPup」→「add new」画面上部右端

[Save Changes]
※ボタンをクリックすれば
設定の保存が完了！

必ず保存をする！


作成されたバックアップルールを確認
「BackWPup」メニューを確認

「BackWPup」のサブメニュー「Jobs」をクリック

クリック！


作成されたバックアップルールを即実行
バックアップルール一覧を確認

[Run Now]
※「Job Name」に掲載されている
バックアップルール名をマウスオーバーすると
メニューが表示される

クリックすると即時バックアップが実行され
バックアップの確認ができる！


バックアップ処理を実行
プログレスバーが１００％になればバックアップ完了！
Dropboxにバックアップファイルが保存されればOK


次は？




ちょっと中級編



リストア（復元）をしてみよう
○前置きが長くなりましたが...

ここからが本日のメイン内容となります。

リストアしなければいけない想定として、下記を想定してみ
ました。

【想定】
あれ？サーバーにアクセスできない？？
サーバーがクラッシュだとぉぉぉぉー！？

コンテンツもデータベースも両方吹っ飛んだ！！
（良くありますよねｗ）


いろいろな状況が考えられますが...

• 以前使用していたサーバーサービスを利用

• PHP、MySQLのバージョンはクラッシュ前と同じ

• ファイルアップロードができる状態

• データベース操作ができる状態

上記を踏まえた上で、リストアを進めていく


リストアを行う前の準備

• MySQLで予めデータベースを作成しておく

• WordPressは新規でインストールはしない
※バックアップファイルの中にWordPress本体があるため

普段から現在使用している
PHP、MySQL、WordPressのバージョン管理は
こまめにチェックするようにする！


MySQLでデータベースを用意する
バックアップファイルにはデータベースのバックアップもあ
るが、バックアップされているのは「テーブルのみ」

そのため、予めテーブルを保存するデーターベースは新規で
用意する必要がある

【データベースの用意方法】
• サーバー会社から発行済み ← 一番多いパターン

• phpMyadminなどで作成

• コンソールからMySQLのSQL文を実行


①バックアップファイルを解凍→サーバにアップ
• 最新のバップアックファイルを解凍
※デスクトップ等で解凍すると中身が全部出てしまうので
フォルダ内で解凍するようにする

• 解凍ファイルに見覚えのないファイルが含まれていても
気にせずサーバーにアップロードする
※「○○.sql」というのがデーターベースの
バックアップファイルになる

• 「BackWPup」のサイト
（http://backwpup.com/download/）から
「SQL Dump restore Script」をダウンロード
※解凍して「backwpup_db_restore.php」もアップ


②BackWPupから取得したスクリプトを実行
先ほど、アップロードした「backwpup_db_restore.php」を
ブラウザから実行する
【注意】
「this folder must writable!」というエラーメッセージが表示さ
れた場合は、WordPressを保存しているフォルダのアクセス権
限を「７７７」にいったん変更して実行して下さい
【 backwpup_db_restore.phpの実行画面】

アップロードした「○○.sql」の
ファイル名が表示されればOK！

チェックして「Next」をクリック


③リストア後のデータベースの設定をする

データーベースの設定は新しく作ったものを入力していく
「DB Charset」「DB Collate」「DB Table prefix」「Blog
Charset」の内容は元々の内容に合わせる！
「Old:」の部分が前のものなのでその内容と同じにする


④データベースの復元を待つべし！

「Continue Script if needed:」と表示され復元が開始される

「Restore Done. Please delete the SQL file and this script.」と表
示されればデータベースの復元が完了！

※データ量が多い場合などは、そこそこの時間がかかる


⑤最後に「wp-config.php」の調整をする
データベース設定（名前、パスワードなど）が変わっている場合
はWordPressの設定ファイル「wp-config.php」の設定が必須

define('DB_NAME', 'データベース名');
define('DB_USER', 'MySQLのユーザ名');
define('DB_HOST', 'データベースサーバのホスト名');
define('DB_CHARSET', 'データベースの文字コード');
など

上記の設定が完了すれば、サイトにアクセス！


リストア後の確認
○不具合があると怖いので...
• 記事、コメントなどが表示されるか？

• 設定内容で消えている項目がないか？

• プラグインが正常に動作しているか？
※リストアを行ってエラーが発生していないかを確認！

プラグインに関しては完全にリストアできない場合がある

事前の確認が必須！！


まとめ
○普段からWordPressの動作環境を確認しておく

○必ず1度はバックアップからリストアまでの
予行練習を行っておく

○プラグインなどバックアップが効かないものは
事前に確認し、対応策を考える

ご静聴ありがとうございました。


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