アラスは紡ぎ女が織るつづれ織りと刺繍娘の施す刺繍で作られる世界。そう、人の生き死にさえも。刺繍娘となったひとりの少女、美しく残酷な世界に立ち向かう少女の運命は?
ジェニファー・アルビン
アメリカの作家。ミズーリ大学で18世紀の女性をテーマにした研究で文学修士号を取得。『時を紡ぐ少女』で小説家としてデビュー。2013年には2巻目ALTEREDを、2014年には3巻目UNRAVELEDを発表。現在はカンザス州レネクサ在住。
杉田七重
(スギタナナエ )東京都生まれ。東京学芸大学卒。英米文学翻訳家。主な訳書にジェラルディン・マコックラン『世界のはての少年』、ドナ・バーバ・ヒグエラ『最後の語り部』、イヴリン・スカイ『ダムゼル 運命を拓きし者』、エドワード・ドルニック『ヒエログリフを解け――ロゼッタストーンに挑んだ英仏ふたりの天才と究極の解読レース』がある。