フクシマで隠されて進行されてる科学的にとんでもない事態


Twitter / xev_ra: 「格納容器の底まで溶け落ちた」は嘘。3000度100tの超重 ...

 

フクシマの事故は終わった事にしたい人が多いようだが、実はフクシマの悲劇はこれからが本番。まず、多くの人がなぜか気づかない振りをしているが、肝心の核燃料がとんでもない事になっているはずなのだ。

 

各原子炉には100t近い核燃料がある。そしてこれが溶け落ちた事は東電も認める所だ。で、問題はこれがどこまで溶け落ちたかだ。核燃料はウランを始め滅茶苦茶重い物質だ。鉛の比重は11.34だが、ウランは19、何と鉛の1.7倍も重い物質なのだ。そして、臨界に達さなくても核燃料は支持体を溶かして溶け落ちる程高温になるのは記事の通り。記事中は2200度とあるが、溶け落ちて集まってくれば3000度も超えるだろう。

で、3000度に達する、鉛の1.7倍重い超重金属が、100tあって溶け落ちましたと言うのがほぼ間違いない事態なのだ。これがどうなるかだが、答えは一つしかない。「どこまでも溶け落ちていく」だ。何しろこんなとんでもない物体を支持できる物などこの世にないのだから。溶け落ちていく行く手を留める方法などこの世に存在しない事は科学を少しでも齧った事が有れば自明だ。これに異を唱える科学者は誰も居ない。

今、核燃料が地下どの位の所まで行っているのかシミュレーションした人も居るだろうがなぜか公開されない。

そして、一番問題なのは地下深くまで核燃料が移動していく間に放射性物質が地中を拡散している事だ。膨大な量のセシウムストロンチウムなどの厄介な放射性物質が地下水などに乗ってガンガン拡散中なのだ。これは原理的に防ぎようがない。凍土壁とか言っているが、凍らす事すらできていない状態だ。

確かに地中深く行けば放射性物質が地上、海中に出てくる量も減るだろう。しかし、ほんの極微量ですら深刻な被害を発生させる放射性物質がトン単位で環境に漏れ出ている事態は相当深刻なはず。今後数年~数十年後にとんでもない量の放射能が一気に日本を襲う事態になる可能性は相当高いと考えられるし、そうなった時に止める方法が無いのも恐ろしい。

フクシマの戦いはこれからが本番だという事をまず日本国民は知るべきだし、今、核燃料がどうなっているのかちゃんと発表させるべきだ。

3年経ったから大丈夫と言う考えは捨てて、今そこにある危機にちゃんと目を向けよう。

 

追記:

ブコメを見ると「コンクリートで止まった」とする大本営発表を盲信してたり科学的にナンセンスな主張ばかりではてなユーザーの質の低さに辟易とさせられる。

2200度の超高温となって溶け落ちて集まった100tの超重金属の挙動を安易に問題ないとなぜ言えるのか信じられない。水で冷やされるとあるが水は冷やすと同時に減速材として核分裂を加速する性質もある。臨界の証拠であるキセノンすら検出されたりしている事実を勘案すれば十分安全に冷やされたと言い切るには相当無理がある。疑わしきはヤバい方に振って考えるべき。

公式見解では格納容器の底のコンクリートは70cm浸食されて止まったという事になっているが誰も確認していない。こんなの想定が少し違うだけで大きく数値が異なる。少しパラメータを変えれば7mになどすぐなるだろう。なぜ70cmで止まったと言い切れるのか、それで安心できるのか、自分の頭で考えてみればとても安全安心とは言い切れない。

今すべきは東電側に今把握している事実をちゃんと公表させる事と調査をさせる事。最悪なのはフクシマはもう終わった事だという雰囲気になる事。フクシマは10万年間終わらない事だけは確定しているのだから。

 

 

 

 

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