個人として会友になっている「版元ドットコム」のメーリングリストで、無料の目録にISBNを付けることについて話題になっています。版元の方々のいろいろな意見があって、とても興味深いです。 ぼくはISBNというコードの存在を、かなり評価しています。実にありがたいものと思っています。 それはISBNが、特定の情報(のパッケージ)をユニークに識別することが可能な統一的かつ標準的なコードである、という点に尽きます。 ウェブサイトやそれに含まれるページがURIを持っていて、ユニークに情報を特定できるように、書籍もISBNによってユニークに情報を特定できます(ISBNもURIとして記述できます)。 そしてウェブよりISBNが良い点——というよりは「今ISBNがつけられているメディアの良い点」か——は、情報が固定されていること、そのため情報パッケージの中に含まれる特定の部分的な情報を厳密に識別可能なこと、で
青空文庫がその収録文書一式を収めたDVD-ROM 付き冊子『青空文庫 全』を、約8000の図書館に寄贈するというニュースがありました(asahi.com、スラド)。その費用300万円は青空文庫が広告収入で得た蓄えを用いるとか。がんばっているなぁ。 実は私はかつて(1999年あたりから)青空文庫工作員として活動したことがあって、その作品も配布されるということで、ちょっと感慨深いです。 私が入力を担当したのはエドガー・アラン・ポー作、佐々木直次郎訳の二作品です。 落穴と振子 早すぎる埋葬 特に「落穴と振子」はお気に入りの作品で、手持ちの文庫本が著作権切れで、まだ誰も作業していないことを知ったとき迷わず入力宣言をしました(ちなみに、翻訳ものは原作者のほかに、翻訳者の著作権もあるので著作権フリーの条件はかなり高くなります)。いずれも短編ですが、文庫本から一字一句、ルビや難しい漢字も含めて間違いなく
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