南米ボリビアのチャヤパタ(Challapata)で脱穀されたキヌア(2011年2月15日撮影、資料写真)。(c)AFP/Aizar Raldes 【6月13日 AFP】南米ボリビアのエボ・モラレス(Evo Morales)大統領は11日、伊ローマ(Rome)の国連食糧農業機関(Food and Agriculture Organisation、FAO)本部を訪れ、アンデス(Andes)地方で数千年前から食べられてきた穀物キヌア(キノア、キンワとも)は食糧危機の解決手段になり得るとして、その利点を力説した。 キヌアは栄養が豊富で、健康意識の高い人々の間で人気がある。ボリビアはキヌア生産量が世界で最も多く、国連(UN)も地元農家と有機農業の支援策の1つとしてキヌア栽培を奨励している。 FAO本部で行われた式典で「キヌア大使」に任命されたモラレス大統領は「世界的な食糧危機に際し、アンデスの人々は
