2010年のインフラ業界は「クラウド」が一気に普及した年でした。いまだ定義が曖昧で議論が定まらない面がありますが、ともあれ一気に普及し、定着しつつあります。すでに普及して初物感が薄れてきていることもあり、若干飽きがきている感はありますが、これも普及が進んだ証拠でしょう。 本稿では、2010年を振り返りつつ、2011年のインフラ業界とインフラエンジニアについて予測してみましょう。 クラウドから引き出される未来の第一歩 クラウドは2010年で完全に普及した感がありますので、2011年は避けて通れないでしょう。とはいえ、もう猫も杓子もクラウドという状況ではなく、それぞれのクラウドサービスの特性に合わせて物理/仮想/各種クラウドを、適切に組み合わせるベストプラクティスが少しずつ見えてきています。IaaSだけみても、VPS+αなクラウド、新たな概念でつくられたクラウドなど様々です。意識して使いわけし
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