日本で発売されているほとんどの無線LANやBluetoothの機器には、総務省が安全を確認した「技適マーク」(技術基準適合証明)が刻印されている。うっかり技適マークがない機器を使用しているケースも少なくないと思われるが、技適マークがない機器という点では、4月上旬に北米で発売された『iPad』もそのひとつだ。 『iPad』を北米から輸入して日本で使用している人たちは多いようで、ひとりで5台も輸入した人がいるほど。しかしどこを探しても日本の技適マークの刻印や表示がなく、米アップル社が公開している『iPad Important Product Information Guide』(簡単にいえば権利や許可等の説明文)を見ても、技適マークは存在しなかった。しかし、ヨーロッパのEU加盟国の基準を満たした商品に与えられるCEマークは記載されており、ヨーロッパでは問題なく使えるようである。 『iPhone
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