国立遺伝学研究所(静岡県三島市)などは13日までに、北海道釧路市の阿寒湖に生息する国の特別天然記念物のマリモが中心が空洞にもかかわらず球状を維持できているのは細菌の働きによるものとの研究結果をまとめた。 同研究所が直径4~22センチのマリモ計8個を調べた結果、細菌の「シアノバクテリア」が多く存在することが確認された。 細菌は粘り気のある物質をつくるため、湖の砂利が取り込まれ気密性や強度が高まり、成長するのに伴い内部が空洞化するマリモがつぶれない原因となっているとしている。
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国立遺伝学研究所(静岡県三島市)などは13日までに、北海道釧路市の阿寒湖に生息する国の特別天然記念物のマリモが中心が空洞にもかかわらず球状を維持できているのは細菌の働きによるものとの研究結果をまとめた。 同研究所が直径4~22センチのマリモ計8個を調べた結果、細菌の「シアノバクテリア」が多く存在することが確認された。 細菌は粘り気のある物質をつくるため、湖の砂利が取り込まれ気密性や強度が高まり、成長するのに伴い内部が空洞化するマリモがつぶれない原因となっているとしている。
30日午後0時50分頃、北海道利尻富士町鬼脇沼浦の砂浜にヒグマとみられる足跡があるのを通りかかった地元の男性が見つけ、稚内署鴛泊駐在所に届け出た。 同町がある利尻島にヒグマは生息していないとされたが、同署や町が住民に注意を呼びかけている。 発表によると、足跡は長さ約25センチ、幅約20センチで、複数が見つかった。 利尻富士町史によると、1912年5月24日、現在の天塩町から対岸の利尻島までヒグマが約19キロ・メートルの海を泳いで渡った直後に駆除された記録がある。足跡がヒグマだとすると、106年ぶりに同島に現れたことになる。
北海道大学は、1930年頃に発生したとされる、コンブ等の大型海藻類が消失し、それを餌とするウニやエゾアワビ等の生産が減る「磯焼け」発生以前の海の栄養状態が明らかになり、ニシンがコンブの栄養源として寄与していたことが解明されたと発表した。 北海道周辺海域におけるコンブの窒素安定同位体比(δ15 N)マップ。1881年~1920年の日本海側の数値が高くなっている。(出所:北海道大学プレスリリース) 同研究は、北海道原子力環境センターの栗林貴範(北海道大学大学院環境科学院にて社会人学生として学位取得)、北海道大学総合博物館の阿部剛史、北海道大学大学院水産科学研究院の門谷茂らの研究グループによるもので、同研究成果は、米国太平洋時間7月12日、「PLOS ONE」オンライン版に掲載された。 「磯焼け」は、コンブ等の大型海藻類が消失し、それを餌とするウニやエゾアワビ等の生産が減る現象。北海道日本海では
北海道の知床半島沖などで採取した大型のエビが新種と判明し、千葉県立中央博物館などが「ダイオウキジンエビ」と命名した。体長20〜25センチで、これほど大型のエビの新種は極めて珍しいという。 約220種が知られるエビジャコ科では世界最大。大きさや風格を感じさせる姿からキジン(鬼神)エビ属の「大王」と名付けた。 約30年前から新種とみていたが、標本の状態が悪く研究が進まなかった。水族館のアクアマリンふくしま(福島県)が2014〜15年、水深700〜1千メートルの深海で採集した標本などを分析し、眼の後ろに小さなとげがある特徴などが新種の決め手となった。 知床半島の羅臼町では「ガサエビ」と呼ばれ、美味で食用として親しまれてきたという。 同博物館の駒井智幸主任上席研究員は「日本沿岸に未知の生物がまだいることを示唆する象徴的な発見だ」と話している。(草下健夫)
ヒグマに餌を与えないよう呼びかけるキャンペーンが行われている知床で、人為的に頭と腹が切り取られたとみられる大量のサケが放置されているのが見つかりました。知床の環境保全などに取り組む知床財団では、ヒグマに餌付けしようとする悪質な行為だとして絶対にマネしないよう呼びかけています。 知床財団によりますと、18日午後1時ごろ、斜里町の岩尾別川の河原などにサケが放置されているのを財団の職員が見つけました。放置されていたサケは15匹で、いずれも頭と腹が刃物で切り取られていたということです。 岩尾別川は例年、多くのサケが遡上し、サケが放置されていた周辺ではヒグマがサケをとる姿が目撃されることから、観光客がよく訪れるということです。 財団ではヒグマに餌付けしようとする悪質な行為だとして詳しく状況を調べてるとともに、絶対にマネしないよう呼びかけています。ヒグマは人から与えられた餌の味を覚えると人を恐れなくな
幕別町忠類晩成地区で黒いキツネが見つかり、住民の通報を受け、現場を訪れた同町忠類総合支所の職員が写真に収めた。 発見場所は、ナウマンゾウ発掘跡地から200メートルほど市街地側に進んだ地点。6月30日午前、近くで草刈りをしていた作業員が「子グマがいる」と同支所に通報。職員が確認に訪れたところ、毛が黒く、尾の先だけが白い動物を見つけた。動物はそのまま姿を消したが、体長30センチほどで「顔の輪郭や耳、尾がキツネとよく似ていた」(同支所経済建設課)という。 帯広百年記念館は、毛皮が重宝される「銀ギツネ」と推測。ここ10年ほどの間に、管内で数頭を見たことがあるという学芸員の池田亨嘉さんは「純粋な銀ギツネではなく、キタキツネとの雑種ではないか」。
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