ロードバランサを筆頭に最近のWEB開発の現場では Proxy サーバがよく出てきます。で Proxy サーバが存在するとよく問題になるのが「ユーザの本当の接続元IP」を知りたいという要求で、通常それは Proxy サーバがバックエンドのリクエストに X-Forwarded-For ヘッダを付けてくれることで大体解決します。でその値を更に便利に使えるようにしてくれる mod_remoteip ってのがあって、今まではほぼメリット部分が大きく、その副作用で困ることはあまりなかったんですが、今回ちょっとハマったケースがあったので備忘録としてその内容を記録しておく。 X-Forwarded-For ヘッダの役割と仕組み X-Forwarded-For ヘッダは ip1[, ip2[, ip3[, ...]]] といった構造の値が入ることになっていて、ip1が「ユーザが最初に直接アクセスしたProx
