プレイステーションが発売未遂に終わったSFCのCD-ROM拡張ハードを企画のルーツに持ち、ナムコのアーケード基盤を基に開発されたガチガチのゲーム機だったのに対し、3DOはそもそもゲーム機ですらなかったからです。 あくまで3DOは"マルチメディア端末(セットトップ・ボックス)"であって、その本質はスカパーや地デジのチューナーのようなものでした。ソフトは番組であり、ユーザーに届ける手段として、電波による放送の代わりにCD-ROMという形をとったに過ぎません。3DOはTVゲームというものを、マルチメディア普及のための踏み台にしようとしていたわけです。松下はMSXパソコンをその最期、3DOを手掛ける直前までまる10年近くやっていたので、けしてゲーム業界の新参者ではありませんでした。米3DO社のボス、トリップ・ホーキンスはEAの創業者だし、その友人で3DOジャパンを立ち上げた小玉章文氏は「シムシティ
