この画像を大きなサイズで見る 米国立精神衛生研究所が1971年に製作した「知りたがりのアリス」は、薬物濫用の危険性を子供たちに啓蒙するためのキャンペーン映画だった。・・・ だったはずなのだが、溢れる創造性でボタンをかけ間違えてしまったようで、当初の目的をよそに、斬新でサイケな幻覚に彩られたドラッグによるトリップ感覚を全面に押し出した作品になってしまった。 Curious Alice, 1971 以下はナショナル・アーカイブで、オードリー・アミドン女氏が本作品の犯したミスについて解説したものだ。 知りたがりのアリス(1971年)—本を読んでいたアリスが居眠りをすると、そこにはタバコや酒、薬が並んでいる。どうやらここにはありとあらゆる薬物があるらしい。アリスが「私を飲んで」というラベルが張られたボトルを見つけると、ドラッグらしきものが入っていることに気がつく。 しばらく躊躇した後それを飲み干す
