かつてのiモードが“ケータイメール”で人々のコミュニケーションの在り方を変えて新しい文化を創ったように、LINEもまたコミュニケーションとライフスタイルを変えようとしている。こと日本においては、LINEこそがスマートフォン時代を象徴するアプリといえるだろう。 そして2014年12月、LINEを立ち上げ期から率いていた社長の森川亮氏が2015年3月末をもって勇退し、現在同社代表取締役COOを勤める出澤剛氏が新社長となる方針が発表された。 2015年、LINEはどこに向かうのか。新春特別インタビューとして、4月から新社長に就任する出澤剛氏に話を聞いた。 LINEの社長交代は“スムーズなバトンタッチ” ―― まず昨年(2014年)の振り返りで考えますと、12月にLINEを創生期から率いていた森川社長が退任するという大きなニュースがありました。LINE事業が順調な中でなぜ勇退されるのか。どういった
