サンリオピューロランドを訪れたアメリカ国籍の女性。今や来館者の2割を外国人観光客が占める。 撮影:横山耕太郎 「アトラクションの中で聞こえてくる日本語はほとんど理解できなかったけど、ハローキティはほんとにかわいい。クロミはアメリカでもすごい人気だから来られてよかった」 家族とサンリオピューロランド(以下、ピューロランド)を訪れていたアメリカ国籍の25歳の女性は、興奮した様子で話した。女性は2週間の日本旅行中で、東京には4日滞在し、そのうち1日をピューロランドで過ごすという。 1990年に誕生したピューロランドに今、かつてない変化が訪れている。その変化とは「外国人観光客の急増」だ。 2024年に50周年を迎えた「ハローキティ」など、世界的なキャラクターを生み出したサンリオは、グローバルでのIP(主にキャラクターを使用する権利)戦略の活発化を明確に打ち出しており、海外展開を加速させている。 こ
