ウォール真木とダンナがアメリカで初めて家を購入した時のこと。数ある生活必需品の中から、まず彼が最初に買わねば! とばかりにお店に走って購入したモノは、テレビとリクライニング・チェアでした。テレビ好きなのは昔から知っていたのですぐ理解できたのですが、なぜにリクライニング・チェア? と不思議がるワタクシに、ダンナは一言、こう言いました。 「だって、テレビとリクライニング・チェアはお互いに欠かせない存在じゃないかっ!」 なんでもアメリカ人にとって、テレビを見るという行為は真のリラックス・タイムなんだとか。そして背もたれが倒れたり、フット・レストが付いたリクライニング・チェアは、これ以上ないほど快適な時間を提供してくれるのだとか。 実際ウォール家でも観察していていると、ダンナは番組自体を楽しむというより単にテレビの前で楽な姿勢になって時間をつぶしているような感じ。その証拠に、ひとつの番組に集中する