NASAがアメリカ東部夏時間10月19日の午後1時47分(日本時間10月20日午前2時47分)、星間境界探査機「IBEX(Interstellar Boundary Explorer)」がPegasus(ペガサス)XLロケットによって打ち上げられた。打ち上げから約10分後にIBEXは予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した(NASAの発表資料、sorae.jpの記事)。 IBEXは1977年に打ち上げられたボイジャー1号・2号によって得られた結果を基に設計された探査機である。太陽系と星間空間との境界部の調査を目的とし、太陽系の外縁部の写真撮影や地図作成といったミッションが行われる予定。 IBEXは太陽風が星間空間に存在するガス(星間物質)へどのように影響を及ぼすのか画像で観測することができる。これは宇宙線を防ぐための研究に役立つとのこと。