タレントのベッキーさんが6月10日に復帰会見をおこなった。以前の会見と同様、10分ほどの会見で、質疑応答にもあまり答えなかったようだ。ベッキーさんは、不倫スキャンダル発覚以降、かなりのバッシングに晒されてきた。復帰は上手くいくのだろうか。 ベッキーさんへのバッシングを見ていると、矢口真里さんへのバッシングと共通点があるように思う。彼女たちは、歌手や女優といった「芸」を売り物にする存在ではない。「好感度」といった雲をつかむような曖昧なものを「売り物」にして、多くのCMで稼いできた女性タレントである。スキャンダルは、そういった「売り物」の、そもそもの「うさんくささ」を吹き飛ばしてしまう効果があった。 また、ネットでのバッシングは、彼女らタレント本人に向かっているように見えて、実はもっと大きな芸能界のシステムへの反感と繋がっている。矢口さんのスキャンダルが発覚するまえには、配偶者である男性による
