内戦が続くシリアで反政府勢力が8日、首都ダマスカスを制圧し、アサド大統領は後ろ盾となってきたロシアに亡命したと伝えられ、政権は崩壊しました。 シリアでは反政府勢力を主導した組織の指導者が演説し、「この勝利は歴史の新たな1ページで、地域にとっての転換点だ」と述べました。 アサド政権の崩壊から一夜が明けましたが、これまでのところ大きな混乱は伝えられておらず、国外に避難していたシリア人が帰国する動きも広がっています。 シリアのジャラリ首相は早期に政権移譲を行う考えを示しましたが、反政府勢力を主導した組織がテロ組織に指定されていることなどから、平和的な政権の移譲が実現するかが今後の焦点です。 目次
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