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メシウス、Excel/PDFドキュメントAPIライブラリ新版「DioDocs V8」を提供

Excel向けは複数のシナリオを作成・比較・分析できる新機能を搭載

 メシウス株式会社は、ドキュメントを生成・更新する開発支援APIライブラリ「DioDocs(ディオドック) for Excel/for PDF」の2製品において、新版「V8J」を3月5日より提供すると発表した。

 DioDocsは、Microsoft ExcelやAdobe Acrobatなど、ほかのソフトウェアに依存しない軽量・高速なAPIライブラリ。C#およびVB.NETのコードから直観的に利用できるAPIを利用し、業務アプリケーションでよく使われるExcelファイルとPDFファイルの作成や編集、保存など、さまざまな操作を実装できる点を特徴としている。

 このうちExcelを対象としたDioDocs for Excelの新版では、「特定の条件下でどのような結果が生じるか」を想定し、複数のシナリオを作成・比較・分析できる「シナリオマネージャー」機能が搭載された。異なる入力値の組み合わせによる結果を比較・分析できるため、予算シミュレーションや販売戦略の検討、プロジェクト計画の検討など、ビジネスにおけるさまざまなシーンで、仮説検証を効率的に行えるという。

 また、隣接するセルで同じ値を持つセルを自動的に結合できる「自動マージ」機能に対応した。行方向や列方向など、結合方法を指定することも可能となっている。

 一方、DioDocs for PDFの新版では、PDFドキュメントを画像として保存する際に、注釈やフォームフィールドの出力可否を制御できるようになった。特定の注釈タイプやフォームフィールド項目のみを描画したり、逆に特定の項目を除外したりといった、柔軟な設定が可能となった。

 さらに今回は、以前より対応していたPDFドキュメント内のテキスト検索に加えて、テキストの置換機能も可能になったことから、より柔軟な編集を行えるとしている。

 「DioDocs for Excel V8J」「DioDocs for PDF V8J」の価格(税込)は、いずれも、開発ライセンス(初回)が37万4000円、更新が18万7000円。1人の開発者(利用者)につき1ライセンスが必要となる。