1980年代はヴィデオクリップ(プロモーションヴィデオ)が大きく進化を遂げた時期でした。単にシンガーやバンドの演奏を映像化するという従来の手法だけでなく、曲の表現手段の一つとして、様々なアイディアを凝らした映像作品が作られるようになりました。(MTVといったヴィデオクリップを延々と番組が方法されるようになったことも、その進化を促した一因ですね) ヴィデオクリップの中にはマイケル・ジャクソンの「スリラー」のように潤沢な制作費をもって作られた映画仕立ての作品もあったのですが、このGodley & Cremeの「Cry」はそれとは対極のアイディア勝負のヴィデオで注目を集めた曲でした。 Godley …