“Assassin’s Creed Unity”や“Halo: The Master Chief Collection”など、大作のローンチに絡むトラブルが続く昨今ですが、昨日無事2度目の大規模なコンソール向けオープンベータを終え、12月2日の海外ローンチ（※ 日本語版は12月4日）を目前に控えるオープンワールドレーシング「The Crew」のリードゲームデザイナーSerkan Hasan氏が本作のローンチに言及。“The Crew”の安定したパフォーマンスと、ネットワーク周りのスムースなローンチの成功に確信を抱いているとアピールし注目を集めています。

これは、イギリスの大手カルチャーメディアThe Metropolistのインタビューに応じたSerkan Hasan氏が語ったもので、ゲームの安定性とパフォーマンスに絶対的な確信を抱いていると述べた氏は、既に開発チームがローンチの成功に不可欠な取り組みを終えていると強調。長期的なベータプログラムを経て構築したインフラによる堅強なオンラインプレイと、PS4/Xbox One版の1080p/30fps動作を改めてアピールしました。

予てから進められていたオープンベータにおいて、スムースなマッチメイキングを既に実現していた“The Crew”ですが、Serkan Hasan氏は近年ますます複雑化するオンラインゲームが常に潜在的な問題を抱えているとの見解を示した上で、本作がこれまでに取り組んできた数度のベータを含むオープンなアプローチが、ユーザーにポジティブな影響を与え、ゲームの安定性と信頼の獲得に至っただろうと強い自信をうかがわせています。

余談ながら、Ubisoftは“Assassin’s Creed Unity”の失敗を受け、MMO作品となる“The Crew”のレビューに対して、12月2日のローンチ前にレビュアー向けのビルドを提供しないことを明言しており、幾つか登場するであろうローンチ“直後”のレビューが本来のゲーム体験に基づいたものではなく、その多くが過去数ヶ月に行われたプレビューセッションや、コンテンツに制限のあるオープンベータテストによって書かれたものだと説明。大量のコンテンツとソーシャル要素を導入する“完成したゲーム”の内容を反映したものではないことに注意を呼び掛けていました。