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プロンプト:Add color to the line art and transform it into a realistic depiction of a cute girl
自身で描いた絵や落書きに色を塗りたい場合、AIを搭載したスマホアプリを使用すれば数秒~1分程度で簡単に生成できます。
しかし、普段AIや画像編集アプリを使用しない方にとっては、ハードルが高いと感じる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、AIで色塗りができるおすすめアプリ5選と、使い方を解説します。
色を塗るときにAIに出す指示文(プロンプト)もご紹介するため、ぜひ自身の編集にも使ってみてください。
AIで色塗りができるおすすめアプリ5選
自分で描いた絵や白黒画像に色をつけたい場合、AI機能を使用すれば、簡単に色塗りができます。
近年AIを搭載した画像編集ツールは増加していますが、色塗りをするのであれば表の5つがおすすめです。
色塗りアプリ |
特徴 |
AIによる自動着色機能に加え、手動でも調整ができるアプリ |
|
Fotor |
アプリをインストールしなくてもブラウザ上で色塗りができる点が魅力 |
ImageChef |
サイト版のみのため、アプリ不要で色塗りができる |
ibisPaint |
AIで色塗り加工をしたあとに、自身で調整ができる |
CLIP STUDIO PAINT |
本格的な色塗りができるアプリ |
上記には画像・動画編集に特化しているアプリやデジタルで絵を描く方に向いているアプリもあります。
それぞれ特徴が異なるため、ぜひ自身にあう色塗りアプリを見つけてください。
Filmora
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プロンプト:Add color to the line art and transform it into a realistic depiction of a cute girl
Filmoraとは、最新のAI機能を多数搭載した画像・動画編集アプリです。
指示文を入れると色塗りができるようになっており、色塗り以外にも動きや音楽なども指定できます。
そのため、FilmoraのAIで色塗りをすれば、簡単に1つのオリジナル作品が完成するでしょう。
人によっては指示文のコツをつかむまでに少し時間がかかるかもしれませんが、リアルな色を表現できたり、AI色塗り生成後に自身で微調整ができたりするため、細かい編集がしたい方にもおすすめです。
対応機種 |
・iOS端末 |
料金 |
・無料版あり |
公式サイト |
関連記事:動画のカラーグレーディングをする手順と有効活用する方法を徹底紹介!
Fotor

Fotorは、Filmora同様に色塗り以外の画像編集もできるアプリです。
ブラウザ版もあるため、アプリの容量を使わずに簡単にAIで色塗りができます。
色塗りの方法も、一部だけ塗ったり全体をカラー化できたりするため、用途にあわせて使用できるでしょう。
専門知識などは必要ありませんが、使用する画像によってはイメージと異なる色で色塗りされることもあるため、識別しやすい画像がよいかもしれません。
対応機種 |
・iOS端末 |
料金 |
・無料版あり |
公式サイト |
https://www.fotor.com/ |
関連記事:AI画像生成ツール:Fotorのレビュー
ImageChef

ImageChefは画像の質感を簡単に変えられる画像編集サイトです。
色鉛筆風や油絵風など、多様な仕上がりがあり、同じ画像でさまざまな印象を楽しめます。
また、色塗りはもちろんですが、AIで簡単に画像そのものの修正もできるため、高品質な画像を手軽に生成できます。
サイトを毎回開かなければならない手間はありますが、色塗りだけでも豊富な種類を試せるでしょう。
対応機種 |
・iOS端末 |
料金 |
無料 |
公式サイト |
https://tech-lagoon.com/imagechef/en/index.html |
ibisPaint

ibisPaintはデジタルで絵を描けるアプリです。
もともとAIの機能はありませんでしたが、搭載後は自動色塗りも可能となっています。
そのため、普段から絵を描くことが好きな方や鉛筆などで描いた絵に手軽に色を塗りたい方におすすめです。
無料版アプリ「ibisPaint X」との違いは、広告と動画ダウンロード時のウォーターマークの有無です。
また、無料版は使用できる筆が限られています。
「簡単な色塗りをAIでしたい!」というだけであれば無料版アプリでもできますが、本格的に絵を描いたり、動画作品を作ったりしたい場合は、有料版を購入したほうがよいかもしれません。
対応機種 |
・iOS端末 |
料金 |
・App Store:1,500円 |
公式サイト |
https://ibispaint.com/ |
CLIP STUDIO PAINT
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CLIP STUDIO PAINTもデジタル絵を描けるアプリです。
有名な絵師さんも使用しており、これから絵を描いてみたいという方にもよいでしょう。
CLIP STUDIO PAINTでは、色塗りのスタイルが変更できるため、仕上がりの調整などがしやすい点が魅力です。
しかし、無料で使用できるのは月30時間までと限られています。
そのため、長期間にわたり色塗りを楽しみたい方は、無料で使用できる別のアプリを使ってもよいかもしれえません。
一方で、絵を描くことが普段から好きな方や、1つ1つこだわって色塗りをしたい場合は、有料プランはかなりお得な金額のため、使ってみてもよいでしょう。
対応機種 |
・iOS端末 |
料金 |
・無料版あり |
公式サイト |
https://www.clipstudio.net/ja/ |
FilmoraのAI機能で色塗りをしよう
実際にアプリで色塗りをする場合、どのような手順で進めればよいかわからない方もいるでしょう。
AIで色を塗る手順はアプリによっても異なりますが、Filmoraは指示文を入れるだけのため比較的簡単に色塗りができます。
本章では、実際にFilmoraのAI機能を使用して色塗りをします。
無料でダウンロードできるため、ぜひ一緒に試してみてください。
AIで色塗りする方法1.「画像から動画生成」を選択する
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Filmoraのアプリを開いたらホームから「画像から動画生成」を選択しましょう。
AIで色塗りする方法2.色を塗りたい画像をインポートする

次に、色を塗りたい画像をインポートします。
白黒の画像にしておくと、よりきれいに色を塗った画像が生成できるでしょう。
AIで色塗りする方法3.プロンプトでAIに「色塗り」の指示を入力する

画像をインポートしたら色塗りについてAIに指示を出します。
今回は以下の文章を入力しました。
Add color to the line art and transform it into a realistic night sky. |
もちろん、日本語の指示で問題はありません。
ただし、英語のほうがAIは的確に色を塗るとも考えられています。
そのため、上記をそのままペーストするか、ChatGPTに指示文を考えてもらう方法もよいでしょう。
具体的な方法が気になる方は「AIでアニメキャラを実写化したい!Filmoraを使ったやり方を徹底解説 」をぜひ参考にしてください。
AIで色塗りする方法4.完成した色塗り画像をダウンロードする

画像は、上記の指示文で生成された色塗り画像です。
夜空がカラフルに彩られました。
人などでも同様の色塗り編集ができるため、ぜひ試してみてください。
また、色塗りよりも画像に近い形でカラー化したい方は、「白黒写真を簡単にカラー化できるサイト・ソフト」の記事がおすすめです。
Filmoraで生成した色塗り動画でさらに高度な編集も
Filmoroaで生成した色塗り動画は、さらに高度な編集もできます。
例えば、音楽やテロップをつけて、SNSに投稿されているような動画の作成も可能です。
今回は、その一部機能をご紹介します。
STEP1.編集画面にうつる~色塗り動画をさらに魅力的に~
色塗り動画が生成されたら、「プロジェクトの編集」をタップしましょう。
直接動画の編集画面になるため、いちいち動画を保存したりインポートしたりする手間を省けます。
STEP2.色塗り動画の動きにあわせて音声を入れる
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次に、色塗り動画の動きにあわせて音声を入れましょう。
音声を入れる方法は主に3つです。
- 音源を追加する
- 効果音を入れる
- ボイスチェンジャーなどで音声を入れる
例えば、色塗り動画で口元が動いているようであれば、ボイスチェンジャーを活用して喋っている風にする編集もよいでしょう。
関連記事:ボイスチェンジャーの使い方と活用法|女声・男声・ロボット声
STEP3.テロップを入力する
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テロップやサムネイルなどのテキストを入力すると、より本格的に編集された動画に仕上がります。
テロップは「テキスト」から入力でき、入力したテキストを読み上げる機能なども搭載されています。
例えば、色塗りした動画が歌っているような動画であれば歌詞を入れてテキスト読み上げやボイスチェンジャーを活用すると、実際に歌っているかのような動画が完成します。
テロップの種類も豊富にあるため、ぜひお気に入りや動画の雰囲気にあうものを探してみてください。
関連記事:動画編集におすすめの字幕テロップデザイン5選と作成のコツ
Filmoraのソフト版はアプリ版以上にAI機能が豊富!
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本記事ではFilmoraのアプリ版をメインにご紹介しましたが、実はPCソフト版もあります。
PCソフト版では、さらにAI機能が充実しており、動画1本をAIで生成したり、顔にモザイクをかけたり、面倒だと感じる動画編集を手軽に行える機能が多数搭載されています。
ワンクリックで簡単にできる機能ばかりのため、動画編集初心者の方でも使いこなせるでしょう。
Filmoraのソフト版も無料でダウンロードできるため、ぜひ一緒に試してみてください。
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Filmora基本情報
運営/開発企業 |
Wondershare社 |
対応OS/形態 |
Windows/macOS/iOS/Android/ブラウザ |
料金 |
・無料版あり |
まとめ
自身で描いた白黒の絵や白黒写真はAIを使用すれば簡単に色塗りできます。
AIが情報を判別して色を塗るため、場合によっては想像と違うような仕上がりになるケースもありますが、自身で色を塗る手間は省けるでしょう。
白黒の絵や写真に色がつくだけで、見た目が華やかになるため、ぜひ試してみてください。
また、今回ご紹介したFilmoraは、ほかのアプリとは違い、自身で指示を出して色塗りができます。
そのため、理想通りのカラーを実現しやすい点がポイントです。
スマホアプリもPCソフトも無料でダウンロードできるため、ぜひ気になるほうを使ってみてください。
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