京王グループ
京王電鉄を中心とする日本の企業グループ
京王グループ(けいおうグループ、Keio group)は、京王電鉄を中心とする企業グループである。
創業者 | 井上篤太郎 |
---|---|
創立 | 1910年 |
国籍 | 日本 |
中核企業 |
京王電鉄 京王百貨店 京王プラザホテル 京王電鉄バス 他 |
主要業務 | 陸運業 |
前身 | 京王電気軌道 |
外部リンク | https://www.keio.co.jp/ |
グループロゴは「KEIO」、キャッチコピーは「あなたと あたらしい あしたへ」。
2017年4月現在、54社から構成される。売上高は4,162億円(2015年現在)。
「京王」の商号は、京王電気軌道時代に東京市と八王子市を結ぶ鉄道であったことから「京」と「王」の2字を取ったものである(創業当時、東京府内で市制施行していたのはこの2市のみだった)。なお京王帝都電鉄(京王電鉄の旧社名)は、同じ大手私鉄である東急(旧東京急行電鉄)などと異なり、「京王」の商号を商標登録しなかったため、「京王」の商号またはブランドを名乗る企業は、京王グループ以外(沿線外を含む)にも多数存在する。
主なグループ会社・法人
編集全て株式会社である。
運輸業
編集鉄道
編集バス
編集タクシー・ハイヤー
編集- 京王自動車(多摩市)
貨物輸送
編集- 京王運輸(多摩市)
小売業
編集- エリート(渋谷区:ブティック「リモーネ」を経営)
- 京王アートマン(多摩市)
- 京王グリーンサービス(府中市)
- 京王食品(多摩市:ベーカリー「ルパ」を経営)
- 京王書籍販売(多摩市:「啓文堂書店」を経営)
- 京王ストア(多摩市)
- 京王友の会(新宿区:京王百貨店の積立サービス)
- 京王百貨店(渋谷区)
- セレクチュアー(品川区:通販サイト「Angers Web shop」を経営)
不動産業
編集レジャー・サービス業
編集- 京王エージェンシー(新宿区)
- 京王観光(渋谷区)
- 京王コスチューム(渋谷区)
- 京王パスポートクラブ(渋谷区)
- 京王プラザホテル(新宿区:新宿・八王子のホテルを経営)
- 京王プラザホテル札幌(札幌市中央区)
- 京王プレッソイン(新宿区)
- 京王プレリアホテル京都(京都市下京区:京王グループのホテル初の近畿地方進出)[1]
- 京王プレリアホテル札幌(札幌市北区)
- 高山グリーンホテル(岐阜県高山市)
- 京王レクリエーション(多摩市)
- 新東京エリート(渋谷区)
- レストラン京王(府中市)
- Freshtea Japan(多摩市:台湾茶カフェ「彩茶房」を経営)
海外事業
編集ミャンマーの経済中心都市ヤンゴンに、ホテルやサービスアパートメント事業を手掛ける合弁会社「KEIO ADVENTURE MYANMAR CO.,LTD」を設立することを2017年(平成29年)8月1日に発表。合弁会社は2018年4月に発足予定で、京王電鉄が65%、現地企業が35%を出資する計画である[2]。
その他
編集- 京王建設(府中市)
- NB建設(横浜市神奈川区:2013年1月までは相鉄グループに属していた(旧:相鉄建設)。日成ビルド工業(スペースバリューホールディングス)傘下を経て2023年5月に京王建設の完全子会社となる)
- 京王重機整備(渋谷区)
- 京王設備サービス(渋谷区)
- 京王アカウンティング(調布市)
- 京王ユース・プラザ(新宿区)
- 京王ITソリューションズ(調布市:京王ネットワークコミュニケーションズと京王情報システムが2007年4月1日に合併)
- 東京特殊車体(八王子市)
- 新東京エリート(渋谷区:京王グループのホテル・店舗への人材派遣)
- 京王ビジネスサポート(調布市:京王グループ各社の人事業務・コンサルティング)
- 京王子育てサポート(新宿区:保育所「京王キッズプラッツ」を経営
- 京王ウェルシィステージ(多摩市:有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅を経営)
- 京王フェアウェルサポート(多摩市:葬儀場「京王メモリアル」を経営)
- 京王シンシアスタッフ(多摩市:知的障害者雇用のための特例子会社)
出資している主なグループ外企業
編集- 関東バス - 京王電鉄の持株比率が20%超であるが持分法適用対象外会社となっており、経営上は独立している。
- 京三製作所 - 交通信号機などのメーカーとして知られる。
- うかい - 八王子市で料亭などを営む企業。
過去に出資していた主なグループ外企業
編集- よみうりランド - 読売新聞グループ本社傘下の遊園地。同社によるTOBに応じたため資本関係は解消されたものの、よみうりランドで開催されるジェルミネーションに合わせた最寄り駅である京王よみうりランド駅でのイルミネーション装飾の共同実施[3]や読売ジャイアンツ球場で開催される巨人2軍戦への協賛[4]など、読売新聞グループとの提携関係は継続している。
廃止された主な事業等
編集伸縮型のメニューとして掲載。右にある[表示]をクリックすると一覧表示される。
以下に、過去のグループ会社および資本関係があった企業、廃止された事業などを列挙する。
- 京王線の新宿駅付近の廃駅
- 武蔵中央電気鉄道
- ライトレール線 - 計画が長期凍結
- 京王電軌バス事業
- 音羽線(旧・山之手乗合自動車商会) - 白61
- 東京線(旧・神宮乗合自動車) - 東72→廃止
- 原宿線(旧・神宮乗合自動車) - 早81
- 京王帝都電鉄バス事業
- 帝都電鉄バス事業
- 小金井線 - 鷹51
- 京王バス小金井案内所 - 武蔵小金井駅構内→高架化と駅舎改築にともない2010年3月31日廃止
- 奥多摩振興バス事業
- 高速バス事業
- ニューエポック号
- スキッパー号
- きょうと号
- はかた号
- 新宿高速バスターミナル→バスタ新宿に機能移転→跡地はヨドバシカメラ
- 京王八王子高速バスターミナル→廃止→跡地は日産レンタカー八王子駅前店
- 鳩ヶ谷自動車・東都乗合自動車各線
- 中野乗合自動車・進運乗合自動車・昭和自動車商会各線
- 藤沢自動車各線
- 京王自動車荻窪営業所→解体
- 多摩バス - 1999年西東京バスより分社→2008年9月西東京バスへ全路線を再移管→不動産業として存続→2011年9月西東京バスへ再吸収合併
- 京王自動車グループ
- 京王観光
- 京王運輸新宿営業所 - 関東バス本社はずれ→移転
- ハイランドグループ - 京王百貨店が加盟していたが、脱退
- 橋本京王 - 出店中止→シティ・プラザはしもと
- 京王ストア
- C&C松竹会館店→跡地は無印良品新宿ピカデリー店
- 京王プラザホテル高松→跡地は東横イン
- 京王閣→1947年大東急時代に売却→跡地は京王閣競輪場
- 京王遊園→跡地の一部は京王テニスクラブ
- ホテル熱海園→跡地は丸源ビル59
- 日映 - 発足直前で京王が手を引く
- 京王映画 - 水戸などで映画館を運営していた企業。1989年に後述の水戸京王東宝をサンリオへ売却し、撤退[6]。
- 新宿京王劇場→新宿京王1 1956年12月25日に戦前の京王新宿駅跡を改修して開場[7]。1988年3月11日閉館。
- 新宿京王名画座→新宿京王地下→新宿京王2 1956年12月25日開館[7]。
- 笹塚京王劇場 1988年12月15日閉館。
- 京王下高井戸東映劇場→下高井戸京王 →1988年京王映画の手を離れ、下高井戸シネマに改称。
- 目黒京王東宝
- 目黒京王スカラ座
- 水戸京王グランド
- 水戸京王東宝映画劇場→水戸京王日活→水戸京王プラザ劇場
- 水戸宝塚映画劇場 → 水戸京王東宝 →サンリオに買収され、「水戸サンリオ東宝」と改称して暫く営業していたが、1992年に僅か3年で閉館。
- 羽生京王劇場
- 足利京王
- 熱海大映→熱海京王
- オプティ - 吉祥寺南口のブティック→閉鎖
- 京王リテールサービス →2016年4月1日京王ストアに吸収合併
脚注
編集- ^ 2017. 5. 8京都は2018年秋・札幌は2019年夏 開業予定 新しいカテゴリーの宿泊特化型アッパーミドルホテル 「京王プレリアホテル」を展開します! - 2017年5月8日発信(同日閲覧)
- ^ 『特定子会社の異動(合弁会社の設立)に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)京王電鉄株式会社、2017年8月1日 。2018年3月14日閲覧。
- ^ 京王よみうりランド駅上下線ホームでイルミネーション装飾を実施します! 2023年10月17日 京王電鉄株式会社・株式会社よみうりランド
- ^ [https://www.keio.co.jp/news/update/announce/announce2023/gkyuu_supported_by_keio.pdf 3月16日(土)・17日(日) 読売ジャイアンツVS東北楽天ゴールデンイーグルス を『G 球オープニングシリーズ supported by 京王電鉄 』 として開催します2024年2月20日 京王電鉄株式会社
- ^ 京王ストア公式サイト お知らせ 2018年1月21日時点でのアーカイブ
- ^ 「映画上映25年の歴史に幕 水戸」『朝日新聞』1988年10月27日
- ^ a b 「京王帝都の本社改築 25日から二劇場も華やかに店開き」『交通新聞』交通協力会、1956年12月26日、2面。