日本映画専門チャンネル
日本映画専門チャンネル(にほんえいがせんもんチャンネル)は、日本映画放送株式会社が運営する専門チャンネルのひとつ。日本映画を編成の中心に、地上波等で放送されたドラマの再放送も行っている。
日本映画専門チャンネル | |
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基本情報 | |
運営(番組供給)事業者 | 日本映画放送株式会社 |
放送(配信)開始 | 1998年7月1日 |
HD放送(配信)開始 | 2007年9月1日 |
ジャンル | 映画 |
放送内容 | 日本映画(主に東宝・フジテレビ・角川書店制作作品) |
視聴可能世帯数 | 778万434世帯(2018年11月末時点)[1] |
衛星基幹放送(BSデジタル放送) | |
プラットフォーム | スカパー! |
放送事業者 | 日本映画放送株式会社 |
チャンネル番号 | Ch.BS255(HD) |
物理チャンネル | BS-21ch |
放送開始 | 2003年11月1日※ |
HD放送開始 | 2007年9月1日 |
スカパー!プレミアムサービス | |
放送事業者 | 株式会社スカパー・エンターテイメント |
チャンネル番号 | Ch.634(HD) |
放送開始 | 2008年10月1日 |
スカパー!プレミアムサービス(標準画質) | |
放送事業者 | 日本映画衛星放送株式会社 |
チャンネル番号 | Ch.707 |
放送開始 | 1998年7月1日 |
放送終了 | 2014年5月31日 |
その他(再送信・配信) | |
ひかりTV | 260(HD) |
eo光テレビ | 834(HD) |
J:COM | 501(HD) |
その他 | auひかり |
公式サイト | |
特記事項: ※2002年7月1日に東経110度CS放送にて、シーエス映画放送が2003年10月31日まで「日本映画+時代劇チャンネル」(時代劇専門チャンネルとの混合編成)で放送。2007年9月1日マルチチャンネルエンターテイメント(現・スカパー・エンターテイメント)による東経110度CSデジタル放送「日本映画専門チャンネルHD」、2012年3月1日に日本映画衛星放送によるBSデジタル放送「BS日本映画専門チャンネル」と、放送事業者・チャンネル名が変遷。 |
概要
編集株主であるフジテレビや東宝・角川映画(旧大映を含む)制作の映画が中心に放送されている。また、このチャンネル独占放送など、独自の企画も多い。かつては松竹系の衛星劇場との共同企画もあった。これは東宝・大映・松竹がともにフジテレビの設立に関わっていることから実現した。しかし2007年9月のHD化を境にこの共同企画は行われなくなった。
日曜22時(2007年9月より、それ以前は21時)からは、フジテレビアナウンサーの軽部真一→笠井信輔がナビゲートする「日曜邦画劇場」が放送されている。また、映画情報番組「シネマホリックプラス」には、同じくフジテレビアナウンサーの塩原恒夫が新作映画出演者インタビュアーとして出演している。
e2 by スカパー!(のちのスカパー!e2、現・スカパー!)では2007年9月1日よりハイビジョンチャンネル化され、チャンネル名を「日本映画専門チャンネルHD」(にほんえいがせんもんチャンネルエイチディー)へと変更。同時に委託放送事業者(現・衛星基幹放送事業者)が従来のシーエス映画放送からマルチチャンネルエンターテイメント(現・スカパー・エンターテイメント)へと変更。さらに2012年3月1日より、東経110度CS放送からBSデジタル放送への変更に伴い、チャンネル名を「BS日本映画専門チャンネル」(ビーエスにほんえいがせんもんチャンネル)、衛星基幹放送事業者も日本映画衛星放送(現・日本映画放送)株式会社に変更。2018年4月1日より、チャンネル名が「BS」を抜いた「日本映画専門チャンネル」に変更。
「映画専門」と称しているが、主に週末を中心として、親会社のフジテレビ・関西テレビ放送などフジネットワーク(FNS)をメインに各局で過去に生放送された連続ドラマ・単発ドラマなどを再放送する時間帯がある[2]。
沿革
編集- 1998年7月 - スカイエンターテイメント株式会社(現・ジェイ・スポーツ)によりスカイパーフェクTV!(後の・スカパー!プレミアムサービス(標準画質))にて放送開始。
- 2000年4月 - 日本映画衛星放送(現・日本映画放送)株式会社に業務を承継。
- 2002年7月 - スカイパーフェクTV!2(当時)にて「日本映画+時代劇チャンネル」放送開始(時代劇専門チャンネルとの混合編成)。
- 2003年11月 - スカイパーフェクTV!110(当時)で時代劇専門チャンネルが放送開始したのに伴い、「日本映画+時代劇チャンネル」も「日本映画専門チャンネル」にチャンネル名変更。
- 2007年9月 - e2 by スカパー!でチャンネル名を「日本映画専門チャンネルHD」と変更。ハイビジョン放送開始。
- 2008年
- 4月 - ジャパンケーブルネットの一部のグループ局でハイビジョン放送開始。
- 10月 - スカパー!HD(現・スカパー!プレミアムサービス)で「日本映画専門チャンネルHD」放送開始(電気通信役務利用放送事業者はスカパー・ブロードキャスティング)。
- 2012年3月 - スカパー!e2での放送をスカパー・エンターテイメントの東経110度CSデジタル放送から日本映画衛星放送(現・日本映画放送)のBSデジタル放送に変更、「BS日本映画専門チャンネル」放送開始。これと同時に字幕放送を開始。ほとんどの作品で字幕付きで放送を行う。
- 2013年6月 - スカパー!プレミアムサービス光にて標準画質放送を終了。
- 2014年5月 - スカパー!プレミアムサービスにて標準画質放送を終了し、ハイビジョン放送に完全移行した。
- 2015年7月 - 「倉本聰劇場」「山田太一劇場」を放送開始。以後テレビドラマ作品の放送が増加した。
- 2016年12月1日 - スカパー!プレミアムサービスの衛星一般放送事業者が、スカパー・ブロードキャスティングからスカパー・エンターテイメントに変更。
- 2018年
- 4月1日 - BSデジタルの「BS日本映画専門チャンネル」が「日本映画専門チャンネル」にチャンネル名を変更。
- 12月1日 - スカパー!では新4K8K衛星放送の有料4Kチャンネルとして110度CS(左旋)にて、日本映画専門チャンネルと時代劇専門チャンネルの番組を4K画質で放送するチャンネル「日本映画+時代劇 4K」(CS Ch.4K 880)を開局。
- 2020年12月24日 - 同局、BSデジタル放送(スカパー!)に割り当ているスロットが16スロット→12スロットに縮減。
- 2021年
- 2月 - J:COMで4K放送「日本映画+時代劇 4K」(Ch.436)の放送を開始。
- 4月13日 - 同局、BSデジタル放送の物理チャンネルをBS 23ch→21chにトランスポンダを移動。
- 2024年3月31日 - スカパー!での4K放送「日本映画+時代劇 4K」(CS Ch.4K 880)の放送を終了[3][4]。
放送時間
編集原則として7時を1日の基点とする24時間放送であるが、早朝(4時~6時台)に始まる作品の終了後は午前7時の基点までの間はフィラーとして番組ガイドなどを送っている(そのため、1時間以上もフィラーとなる場合も日によって生じる)。なお日によって深夜~早朝のメンテナンスによる停波がある。
チャンネル番号
編集現在放送中のチャンネル
編集- 東経124・128度CSデジタル放送
- スカパー!プレミアムサービス Ch.HD634(チャンネル名称「日本映画専門チャンネル」、ハイビジョン放送、字幕放送、2008年10月1日放送開始)
- BSデジタル放送
- 論理チャンネル枠:25x[5]
- スカパー! Ch.BS255(チャンネル名称「日本映画専門チャンネル」、ハイビジョン放送、字幕放送、2012年3月1日に東経110度CS放送のCh.239「日本映画専門チャンネルHD」から移行)
それぞれチャンネル名称が異なるが、番組の送出方法の違いのみで番組内容は全く同じである。
過去に放送されていたチャンネル
編集- 東経110度CSデジタル放送
- スカイパーフェクTV!2→スカイパーフェクTV!110→e2 by スカパー! Ch.220
- チャンネル名称「日本映画+時代劇チャンネル」(2002年2月~2003年10月)→「日本映画専門チャンネル」(2003年11月~2007年8月)
- 4:3SD放送、2007年8月31日放送終了。
- スカイパーフェクTV!2→スカイパーフェクTV!110→e2 by スカパー! Ch.220
- 東経124度・128度CSデジタル放送
- スカパー!プレミアムサービス(標準画質) Ch.SD707
- チャンネル名称「日本映画専門チャンネル」
- 4:3SD放送、2014年5月31日で放送終了し、ハイビジョン放送に完全移行した。
- スカパー!プレミアムサービス(標準画質) Ch.SD707
日本映画専門チャンネルガイド
編集2006年1月号より増刊され続け2014年4月号で創刊100号を迎えたが2014年8月より新規及び年間更新手続きを停止し、2015年3月号をもって休刊。
日映シネマガ
編集「日本映画専門チャンネルガイド」の後継として2015年3月から2018年6月まで配信された無料のウェブマガジン[6]。iOS/Androidアプリも存在した[7]。
日映シネマガ連載コンテンツ
編集- 「日映Movie Walker」
- 「新世紀“花”図鑑 萌芽女優(ほうがじょゆう)」
- 「Mo’fab The Movie!! 偏愛映画放談」
- 「快楽亭ブラックの新・黒色映画図鑑」
- 「邦画三番勝負」
- 「妄想100%! 映画ポスター作っちゃいました。」
- 「映画祭へ行こう!」
- 「一字入魂!」
脚注
編集- ^ 日本映画専門チャンネル - 衛星テレビ広告協議会
- ^ ドラマ番組一覧
- ^ “スカパーJSAT、WOWOW以外の4Kチャンネルを来年3月末で終了”. 読売新聞 (2023年10月27日). 2023年10月27日閲覧。
- ^ 阿部邦弘 (2023年10月27日). “スカパーJSAT、WOWOWを残して4Kチャンネル終了へ”. AV Watch. 2023年10月27日閲覧。
- ^ 「25x」は、250・251chが釣りビジョン、252・253chがWOWOWプラス、254・255chが日本映画放送、256 - 259chがBSディズニーに割り当てられた。
- ^ “日映シネマガ サービス終了のお知らせ”. 日本映画放送株式会社. 2020年12月30日閲覧。
- ^ “「日映シネマガ」iOS/Androidアプリ開発”. クラスメソッド株式会社. 2020年12月30日閲覧。
関連項目
編集- スカパー! チャンネル一覧
- フジテレビワンツーネクスト
- 土曜プレミアム - フジテレビ系で放送されている映画放送枠。
外部リンク
編集- 日本映画専門チャンネル 公式サイト
- 日本映画+時代劇 4K
- 日本映画専門チャンネル (nihoneigach) - Facebook
- 日本映画専門チャンネル (@nihoneigach) - Instagram
- 日本映画専門チャンネル (@nihoneiga) - X(旧Twitter)
- 日本映画専門チャンネル - YouTubeチャンネル