星のカービィ 参上! ドロッチェ団
『星のカービィ 参上! ドロッチェ団』(ほしのカービィ さんじょう! ドロッチェだん)は任天堂から2006年11月2日に発売されたニンテンドーDS用アクションゲーム。星のカービィシリーズの第9作目(全て含めると16作目)にあたる。
ジャンル | アクション |
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対応機種 |
ニンテンドーDS[DS] Wii Uバーチャルコンソール[VC] |
開発元 |
ハル研究所 フラグシップ |
発売元 | 任天堂 |
シリーズ | 星のカービィシリーズ |
人数 | 1〜4人 |
メディア |
DSカード[DS] ダウンロード販売[VC] |
発売日 |
ニンテンドーDS 2006年11月2日 2006年12月4日 2007年3月1日 2007年6月22日 2007年9月13日 Wii Uバーチャルコンソール 2015年9月9日 |
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象) ESRB:E (Everyone) |
売上本数 |
約119万本 227万本[1] |
その他 |
DSワイヤレスプレイ対応 DSダウンロードプレイ対応 |
概要
編集評価 | ||||||
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『星のカービィ』シリーズのニンテンドーDS向けタイトル第2弾。開発はハル研究所とフラグシップが担当。
新システム「コピーパレット」(下記参照)の導入により任意のタイミングでアイテムやコピー能力の使用ができるようになり、遊びの幅が広がった。メインゲームは協力プレイシステムが廃止され1人用、ミニゲームはワイヤレス通信を用いて最大4人同時にプレイすることができる。
また、『星のカービィ スーパーデラックス』以来、久々にカービィの体力がゲージ制に変更された。
ストーリー
編集呆れ返るほど平和なプププランドの昼下がり。カービィが食べようとしていたおやつのショートケーキが何者かに奪われてしまう。犯人は食いしん坊のデデデ大王だと考えたカービィはデデデ城へと向かう。しかし、犯人はデデデ大王ではなかった。そこに、ドロッチェ団と名乗るネズミの盗賊が宝物をかかえてカービィの行く手をさえぎろうとする。デデデもドロッチェ団の被害を受けたようだ。そうしているうちに、カービィは世界のへそという地下世界へ迷い込み、冒険が始まる。
登場キャラクター
編集主人公
編集- カービィ
- 本作の主人公。奪われてしまったおやつのショートケーキを求めて旅立つ。
ドロッチェ団
編集大いなる力を持つというお宝を求めて、宇宙を渡り歩くネズミの盗賊団。大きな宝箱のあるステップに入る、もしくは大きな宝箱を入手する(1ステージのみ大きな宝箱を持って次のステップへ進む必要があるステージがある)ことで「スピン」「ドク」「ストロン」(1ステージのみ「チューリン」のみのステージがある)のいずれかが登場し、カービィの宝箱を奪おうと襲ってくる。チューリンを倒すと確率で、気絶中のメンバーに攻撃をくわえるとその度に制限回数まで、ドクを完全に倒すとたくさん食べ物を落とす。
カービィはドロッチェ団員からチューリンの投爆以外のダメージを受けると宝箱を落としてしまい、宝箱を奪われると「アジト」に入ってしまうので、すぐさま追いかけて取り返さなくてはならない。アジトに入る前であれば、攻撃を加えたりがんばり吸い込み(ドク以外。チューリンは通常の吸い込みでもチューリンのほうを吸い込んで落とさせられる)で落とさせて取り返すことができる。なお、アジトは大きな宝箱(大きな宝箱が3つ出現するある1ステージではそのステップにあった物)を持ち去った敵が中に入った後およそ10秒したうえ、ステップ上から全てのドロッチェ団が消滅すると木板が×印形に打ち付けられ入れなくなる(違う宝箱を盗ませるといつまで経っても打ち付けられない)。
足場の無い場所へ宝箱(手持ちの宝箱も全て含む)を落としてしまった場合、チューリンたちは全てエリア上から消える。この際や、大きな宝箱をチューリンがアジトに運び込んだ時、残されたメンバーによって取る行動がそれぞれ違う。スピンはアジトの入口前でそのまま停止し続け(すぐには入口を閉じない。近づくと攻撃してくる)、ストロンはアジトの中に撤退し、ドクはどこかへ飛び去っていく。
アジト内での戦いは通常、複数のチューリンを相手に行われるが、メンバーがアジトに入っていた場合は参戦し、メンバー1体のみの場合もある。ドロッチェ団より先にアジトに入ると食べ物やコピー能力が入ったシャボンが二つ浮かんでいるか、1UPが1つ置いてあることも、戦う場合もある。メンバー達はカービィの攻撃を受けて体力が一定値以下になるとその場で気絶する習性がある。気絶からアジト内で目を覚ました後は体が赤くなる。この状態になるとカービィの攻撃に全くひるまなくなる他、移動スピードが格段に上昇する。メンバーは、登場するステージによって体力や移動速度といったステータスが若干変わる。基本的に序盤に登場するメンバー達は体力が若干低めの傾向がある。
- ドロッチェ
- 謎の盗賊、「ドロッチェ団」の団長。「大いなる力」を得られるという宝を探してプププランドにやってきた。デデデ大王の宝箱を盗んだ際、デデデが投げ飛ばしたカービィに当たり、その勢いで地下世界に落ちてしまった。レベル6・レベル8のボスキャラとしても登場する(レベル8ではダークゼロにとり憑かれており、ダークドロッチェとして登場)。宝の1つトリプルスターを主な武器とし、テレポートを繰り返しながら時折反射弾や爆弾、アイスレーザーを放って攻撃する。爆弾は「ボム」をコピーできる。
- スピン
- サングラスと赤いスカーフが特徴的。スピードが速く、手裏剣を投げてきたり、カギ爪で引っ掻いてくる。手裏剣は「ニンジャ」、気絶させたり倒したりするとカギ爪から「アニマル」をコピーできる。
- ドク
- ドロッチェ団の発明家。素手では戦わず、「スペシャルマシン」というユーフォーをはじめとしたさまざまなメカを乗りこなすが、スペシャルマシンの耐久性が低い。スペシャルマシンは、墜落させると円盤をがんばり吸い込みして「U.F.O」又はレーザー砲を吸い込んで「レーザー」を、爆弾を吸い込むと「ボム」をコピーできる。さまざまな攻撃手段よりも高速で体当たりしてくる方が厄介。ボス戦ではクラッコ型のメカクラッコ(レベル3)やヤドカリ型のヤドガイン(レベル4)に乗って攻撃してくる。
- ストロン
- ドロッチェ団の中でずば抜けた大きさを誇る。大きな腹には出べそがあり、その巨体でハンマーを使ったりジャンプして押し潰してきたりとパワフルな攻撃を得意とする。大抵の場合、ストロンと対峙する際には、カービィ側はスタート地点から宝箱までの距離などで、不利な条件での争奪戦を強いられることが多い。ステージによってジャンプの高さ、走る速度などに細かい違いがある。
- チューリン
- ドロッチェ団の戦闘員。黄・緑・青の3種類がおり、複数で登場する。スピン・ドク・ストロンのいずれかを完全に倒しておらず、アジトに大きな宝箱を持ち込まれての争奪戦も終わっていないが、カービィのコピーパレットか口の中、もしくはエリア上に大きな宝箱がある場合、倒しても倒しても画面をスクロールさせれば何度も復活する(アジト内の場合は数匹倒すと出てこなくなる)。黄色は飛び跳ねるだけだが、緑は爆弾を投げ、青は巨大時限爆弾を投げてくる。この他にマップには登場しないものの、赤色のチューリンも存在する(こちらはサブゲームやストーリー中のデモにのみ登場している)。チューリンが出す爆弾はドロッチェ団特製の爆弾なのか、飲み込んでもなぜか「ボム」のコピー能力を得られない。
- 耐久力の低さ、数の多さからしてザコキャラのようだが、普通のザコキャラとは違い、ゴーストで取り憑くことはできない。
雑魚キャラクター
編集体力のゲージ制に伴いザコ敵にも体力の概念が存在し、攻撃によって何発で倒せるか違いが出てくる。なお、大きいサイズの雑魚キャラクターは前作から引き継がれたものだが、以下の点が異なる。
- 通常の吸い込みが効かない点は前作と同様だが、代わりに吸い込みの範囲内にいると怯むようになった。
- スライディングでもダメージを与えられるようになった。
- 前作はカービィが接触しても敵側はダメージを受けなかったが、今作ではダメージを与えられるようになった。
本作初登場のキャラクター
編集過去の作品に登場したキャラクター
編集詳細は
- ワドルディ
- ブロントバート
- ビルゲ
- チップ
- スカーフィ
- ゴルドー
- バッティー
- ブリッパー
- シャッツォ
- グランク
- ブロックン
- ビッグワドルディ
- ワドルドゥ(ビーム)
- スパーキー(スパーク)
- ホットヘッド(ファイア)
- ソードナイト(ソード)
- サーキブル(カッター)
- フレイマー(ファイア)
- ペンギー(アイス)
- バイオスパーク(ニンジャ)
- フォーリー(ボム)
- ツイスター(トルネイド)
- ノディ(スリープ)
- スターマン(ハイジャンプ)
- パラソルワドルディ、パラソルワドルドゥ(パラソル)
- デッシー(ファイター)
- アニー(エンジェル)
- レーザーボール(レーザー)
- ウィリー(ホイール)
- ユーフォー(U.F.O)
- ヘビーナイト(ソード)
中ボス
編集- ガオガオ(アニマル)
- 青い毛に包まれた熊のような中ボス。体を回転させ、飛び上がって上空から突っ込む、地上で回転するといった攻撃を仕掛ける。攻撃の合間に頻繁に飛び跳ねるが、そのままカービィに体当たりする場合がある。
- バブー(バブル)
- 泡に包まれたカニ。一見すると普通の中ボス並の大きさだが、泡を取り除くと本体は小さい。ダメージ量に関係なく一定回数の攻撃を与え続けると泡が無くなり、地面を一定時間走り回る。その他泡やワドルディを出す。
- ビッグメタルン(メタル)
- 金属の塊に手足が生えた中ボス。動きは鈍重だが、他の中ボスに比べて防御力が高く、ダメージを与えにくい。歩く度に振動で天井から岩を落とすほか、手足を引っ込め、高速で転がって攻撃してくる。
- テッドホーン(ゴースト)
- 幽霊の姿をした中ボス。常に周囲に小型の分身である「キャパー」を3体引き連れており、それぞれが体当たりを仕掛けてくる。カービィシリーズでは珍しく、特定のアイテムを全て集めなければ出現せず、戦うことができない。他の中ボスと差し代わる形で出現する。カービィが本体に接触すると捕まってしまい、画面外から出現した4匹目のキャパーによる体当たりを受けてしまう。
以下のキャラクターの詳細は星のカービィシリーズの登場キャラクター一覧#中ボスを参照。
- ボンカース
- ミスター・フロスティ
- ボクシィ
- バウファイター
ボスキャラクター
編集- レベル1 デデデ大王
- プププランドの自称大王。今回は特に悪事は働いていないが、カービィに真っ先に疑われてしまう。ボスキャラとしての登場は『星のカービィ 夢の泉デラックス』以来4年ぶり(新作としては『星のカービィ64』から6年ぶりである)。前作『星のカービィ 鏡の大迷宮』では未登場であったが、本作以降のゲーム作品には毎回登場するようになる。攻撃方法は雑魚キャラクターを呼び出す以外はいつもとほぼ一緒。レベル1のボスということもあり、『夢の泉デラックス』に比べて格段に弱体化している。
- レベル2 ミセス・モーリィ
- 頭に花の束を乗せ、エプロンをつけている巨大モグラ。
- 色々な物を投げつけるほか穴から空高く飛びカービィを押し潰そうとする。地面に誘導すれば、少しであるがダメージを与えることが出来る。
- なお、容姿は『星のカービィ 鏡の大迷宮』のボスであるモーリィと似ており、公式Twitterでデデデ大王がモーリィの嫁と発言している[3]。
- レベル3 メカクラッコ
- ドクが造った機械のクラッコ。操作担当はドロッチェ団のドク。中からザコキャラを出すほか、電撃を放って攻撃する。足場が雲なので炎属性のコピー能力では足場を崩してしまい、自滅に繋がることも。第2形態においては雲の足場を崩すほか、カービィに近づいて電撃を放ったり、真下に雷を発生させて攻撃する。第2形態時の攻撃は序盤のボスとしては回避が難しいものが多く、特に電撃系の攻撃は喰らうと麻痺し、そのまま落下でミスするという危険性が非常に高い。
- なお、今作では唯一第2形態が存在するボスである。
- レベル4 ヤドガイン
- ドクが造ったヤドカリ型の巨大ロボット。操作担当はメカクラッコと同様ドロッチェ団のドク。戦闘中は強制横スクロール方式で戦い、落石が発生するほかヤドガインは両手の鎌を使ったガレキ飛ばしやレーザーで攻撃してくる。体力が減ると左手、右手、頭の順に破損していき、攻撃パターンも減っていく。
- レベル5 ボーボー
- 火をまとった空を飛ぶ丸いフクロウだがタヌキの尻尾が付いている。主に突進で攻撃し、特に間をおいた後の突進はカービィめがけて飛んでくるが、これをかわすと誘導した場所によっては地面に激突し、落石が発生したり、雑魚敵達が落ちてきたりする。また溶岩に誘導すれば、少しであるがダメージを与えることが出来る。ステージ中央に流れる溶岩はアイスの能力で冷やしても一定時間で元に戻ってしまう。ラスボスを除くボスの中で唯一倒すと消滅するボスキャラクターでもある。
- レベル6 ドロッチェ
- ドロッチェ団の団長。トリプルスター、爆弾、アイスレーザーを使い攻撃してくる。ボスにしては珍しく、テレポートを駆使してプレイヤーを惑わす。絶妙なタイミングでこちらの攻撃をかわす事も多い。
- レベル7 メタナイト
- 騎士道精神を持つ剣士。宝箱に封印されているダークゼロの復活を阻止する為カービィと戦うことになる。
- 竜巻斬りなどの剣技を駆使する。前作[4]では常にカービィとの間合いを保っていたが、今作では常に前進、あるいは画面端まで後退してから前進してくる、前進中に近づくと何らかの攻撃を仕掛けてくる、特に今回は斬り、3段斬りを放つ前の隙が全くないうえ、電撃や炎、竜巻を飛ばしたりといった飛び道具も出すため苦戦を強いられる。なお、対戦時のBGMはデデデ大王戦のものとなっている。
- レベル8 ダークドロッチェ
- ダークゼロがドロッチェに乗り移ったものがダークドロッチェ。攻撃方法は通常のドロッチェとほぼ同じだが、ダークゼロにより、火属性の爆弾、氷属性のアイスレーザーが段違いに強化されている(トリプルスターは雷ではない)。倒せばトリプルスターを手に入れることが出来る。
- ダークゼロ
- 本作のラストボス。中心に真っ赤な目玉を持った黒い星で、暗黒の支配者である。宝箱に封じられていた「大いなる力」の正体である。ゼロ、02との関係は不明。星型弾、突進、着弾すると巨大な火柱を吹き上げるメテオ、地面に当たると地面が凍るアイスレーザー、半全体攻撃の電撃で攻撃してくる。ラストボスとしては珍しく第二形態がない。さらにいままでの作品のラストボスの中ではとても弱い方に入る。全ての宝箱を収集していなくても彼を倒せば真エンディングを迎える事になる。
コピーパレット
編集本作で登場するシステム。シャボンに包まれたアイテムやコピー能力、宝箱に触れる、もしくは吸い込むことにより、DSの下画面に最大5つまでストックすることができる。ストックされたアイテムとコピー能力はタッチすることにより、その場で即時に使用することができる。コピーパレットは特定の宝箱アイテムを入手することにより、デザインの変更が可能。また、コレクションルームでカービィの色を変えることで、パレットの色も変化する。
ストックされたシャボンは画面上部へスライドさせることでカービィが「ほおばり」状態になり(能力をコピーしている状態でもほおばる)、任意で吐き出す(=捨てる)ことも可能。また、一部のアイテムはタッチペンで2つのアイテムをスライドして重ねることによりミックスすることができ、回復アイテム同士ならばより回復力の大きいアイテム、コピー能力同士ならば別の能力(いわゆるルーレット状態)に、星型弾ならばより強力な星型弾になる。ただし、異なるカテゴリ同士のアイテムはミックスできない。また、マキシムトマトのシャボン同士を混ぜると、タッチすることにより毎回異なるアイテムに変化する「?」と描かれたシャボンになる。小さいカービィのシャボンは合計3つミックスすることにより1UPに変化する。
なお、シャボンはステージ内に配置されているもの以外にも後述するコピー能力「バブル」で敵をシャボンにすることで入手出来る(スカキャラは星形弾になる)。星形弾をストック、またミックスできる「星形シャボン」はバブルを使う、または一度手に入れた宝箱でしか入手できない。
宝箱はタッチしてもゲーム中で使用することはできない(捨てることは可能)が、所持した状態でステージをクリアすると中身を入手することが可能。
コピー能力
編集おなじみのカービィの特殊能力。敵を吸いこんでコピーするほか、ステージ内に配置されている「能力シャボン」を使用することでも入手可能。
今作のコピー能力は宝箱から「まきもの」というアイテムを入手することにより、それに対応したコピー能力に追加効果を与えることができる。各コピー能力ごとに効果は異なるが、主に「技の追加」または「通常攻撃の強化」のどちらかに大別される。なお、今作には「クラッシュ」や「マイク」といった使いきりコピー能力は登場しない(一部のコピー能力の技には使いきりのものが存在する)。また、前作に登場した「スマブラ」「ミサイル」「コック」「ミニマム」は削除されている。
前作同様、一部のコピー能力には「属性」の概念が存在し、各属性ごとに対応した特定の仕掛けを作動させることが可能。
過去のシリーズに登場するコピー能力
編集- ファイア
- ホットヘッド、フレイマー、アッチー、ミセス・モーリィの投げるドラム缶からコピー。
- 口から炎を吹いて攻撃する。氷や一部のブロックを溶かしたり草を燃やせるほか、雲を消すこともできる。また、空中で一定の高度から落下する際に放つ頭突き攻撃にも炎属性が付加される。今作では従来の「バーニング」と統合され、コマンド入力で炎を纏って突進する「バーニングアタック」が可能となり、使い勝手が向上している。
- まきもの入手後は、十字キー上下入力で炎の軌道を斜め上下にも操作可能になる。
- アイス
- ペンギー、Mr.フロスティからコピー。
- 口から冷気を吐いて攻撃する。これによって倒された雑魚敵は氷ブロックに変化するほか、今作では水や溶岩をも冷え固めることが可能。また、空中で一定の高度から落下する際に放つ頭突き攻撃にも氷属性が付加される。上記の「ファイア」とは異なり、従来の「フリーズ」との統合はされていない。
- まきもの入手後は「ファイア」同様、十字キー上下入力で冷気の軌道を斜め上下にも操作可能になる。
- エンジェル
- アニーからコピー。
- 天使のような姿になり、矢を発射して攻撃する。基本的な性能は前作『星のカービィ 鏡の大迷宮』に準じているが、今作では浮遊中も高度を下げずに滞空できるようになっている。
- しかし前作に比べて浮遊時の移動速度や矢の射程・弾速が低下している上に相変わらず攻撃力も低いため、かわいらしい見た目に反して上級者向けのコピー能力といえる。
- まきもの入手後は、コマンド入力で若干の貫通力を持つ矢を水平に高速で3本同時に発射する「高速連射」が使用可能になる。
- カッター
- サーキブルからコピー。
- カッターブーメランを投げて攻撃する。投げたカッターは前作同様、Bボタンを押す長さと十字キーの上下入力を組み合わせることで、飛距離と高度の調整が可能。
- まきもの入手後は、通常攻撃が「貫通カッター」に強化され、カッターそのものが巨大化して攻撃範囲と貫通力が高まり、更にボスに対して多段ヒットするようになる。今作で最もパワーアップされた能力と言っても過言ではない。
- ソード
- ソードナイト、ヘビーナイト、メタナイトが攻撃時に出す星からコピー。
- 剣で斬りつけて攻撃する。空中では回転斬りになり、スライディングは剣を構えて突進するモーションに変化し、威力が高まる。この他、前作同様コマンド入力で「ミジンソード」「ファイナルソード」などの剣技も使用可能。今作ではファイナルソードの衝撃波が地形を貫通しなくなっているほか、水中ではミジンソード・ファイナルソード共に使用できなくなっている。
- まきもの入手後は、パレット上で「ソード」と「ファイア」「アイス」「スパーク」のいずれかのシャボンを組み合わせるか、「ソード」と「ファイア」「アイス」「スパーク」のいずれかの能力敵を同時に吸い込んでコピーすることで、それぞれ「ファイアソード」「アイスソード」「サンダーソード」のミックス能力を生成・使用可能になる。なお、各ミックス能力の性能はソードと同様だが、攻撃時は常にそれぞれの属性が付加される(水中を除く)。
- スリープ
- ノディからコピー。
- その場で眠ってしまい、何もできなくなる。一定時間経過するかダメージを受けることで解除され、目を覚ます。なお、本作ではパレット上でこのシャボン同士をミックスすることで、後述する「ゴースト」のシャボンを生成することが可能になっている。
- まきもの入手後は、眠っている間に体力を徐々に回復するようになり、従来に比べてある程度使い道を見い出せるようになっている。ただし、回復量自体は少ない。
- スパーク
- スパーキーからコピー。
- 自身を中心に放電する。今作では水面や金属などの「電気を通すもの」の上で使用すると、高速で地形に沿って進む電流が前後(左右)に発生するほか、黒い雷雲の上で使用すると、放電範囲が広がる。また、十字キーを連打することでエネルギーを1段階蓄電することができ、攻撃範囲を広げることができるなど『星のカービィ スーパーデラックス』のプラズマとの統合がされており、従来に比べて使い勝手が向上している。
- まきもの入手後は、蓄電が2段階まで可能になり、最大まで蓄電するとカービィの周囲に攻撃判定を持った電気のバリアが発生する。その状態からは1段階目以上の攻撃範囲を持つ高威力の放電攻撃「レベル3チャージ」、または蓄電した電気を「プラズマ波動弾」さながらにエネルギー弾として発射する「スパーク弾」が使用可能になる。ただし、プラズマ弾より威力は低め。
- ニンジャ
- バイオスパーク、スピンの投げる手裏剣からコピー。
- 手裏剣や苦無、忍術を使って攻撃する。忍者らしく壁に張り付いたり、今作では水面を歩くこともできるほか、立ちモーションが周囲を警戒するような固有のものとなる。また、いくつかの技の内容は若干変更されている。
- まきもの入手後は、コマンド入力で前後(左右)に赤い火柱を連続で巻き起こす「爆炎の術」が使用可能になる。なお、爆炎の術は水上で使用すると「爆水の術」となり青い火柱が立ち昇るが、無属性の攻撃となる。
- 『スーパーデラックス』以来、10年ぶりの登場となった。
- ハイジャンプ
- スターマンからコピー。
- 上空へ大ジャンプで飛び上がり、体当たりで攻撃する。ジャンプ時に発生する爆発にも攻撃判定が存在する。ジャンプ中は無敵だが、落下中は無防備になるため注意。今作では天井に到達しても中断されずに一定時間滞空状態で留まることが出来、一旦地面に着地せずとも一定時間が経過すれば空中でも再度繰り出せるようになっている。
- まきもの入手後は、通常攻撃が「スーパージャンプ」に強化され、ジャンプ時にバリアを纏うようになりジャンプ力も高まるほか、特定のブロックを破壊可能になる。
- パラソル
- パラソルワドルディ、パラソルワドルドゥ、パラソルシャッツォに付いているパラソルからコピー。
- 傘で叩いて攻撃する。ボタンを押し続けることで傘を前方に突き出し続ける「パラソルシールド」も可能。今作では立ちモーションがその場でステップを踏むような固有のものとなる。傘には攻撃時以外にも常に攻撃判定が存在しているため、立ち・移動・ホバリング状態でも上方向からの攻撃を防ぐことができる。また、空中で落下する際は左右に揺れながらゆっくりと落下する(十字キーを下に入力すれば、普段通りの落下も可能)。
- まきもの入手後は、パラソルシールドが「スーパーパラソルシールド」に強化され、傘から前方に星形のエネルギーが発生するようになり、リーチが延長される。
- ハンマー
- ボンカースからコピー。
- ハンマーで叩いて攻撃する。前作同様、「ジャイアントスイング」「鬼殺し火炎ハンマー」などの豪快な技を持つが、その分ハンマーを振る速度などは遅めで隙が大きい。
- まきもの入手後は、コマンド入力でハンマー自体を巨大化させ、威力と攻撃範囲が大幅に増加した「ビッグハンマー」が使用可能になる。
- ファイター
- デッシー、バウファイターからコピー。
- 格闘技で攻撃する。今作では立ちモーションがファイティングポーズを構える固有のものとなり、そのまま放置しておくと挑発や雄叫びなど、時折好戦的な挙動を見せる。技の構成は前作を踏襲しているが、新たにニンジャでしか使えなかった「いずな落とし」が追加されたほか、「パワーショット」は溜め段階に関係なく射程が無制限になり、且つ地形を貫通するようになった。ただし、大半の技はヒット時にノックバックが発生しなくなったため、接触ダメージを受けやすくなっている。
- まきもの入手後は、パワーショットの溜めが3段階まで可能となり、強化版の「メガパワーショット」が使用可能になるほか、警告音が鳴るほど体力が減少した状態では溜め時間に関係なく常時メガパワーショットを放つようになる。
- スロウ
- エイブンからコピー。
- 敵やブロックを吸い込んで掴み、投げ飛ばす。「スロウ」の吸い込みは通常とは異なり、ボタンを押し続けていてもカービィが疲れることなく継続可能なほか、スカーフィやシャッツオの砲弾などの通常では吸い込めない敵や敵弾、がんばり吸い込みでなければ吸い込めなかった敵も掴むことができるようになる。また、今作では立ちモーションがファイティングポーズを構える固有のものとなる。
- 投げた物は貫通力の高い飛び道具となって壁に衝突するまで飛んでいき、特定のブロックも破壊することができる。また、投げる際は上下キー入力で正面以外にも投げる方向を指定可能。ただし、中ボス以上の敵は吸い込めず(通常とは異なり、中ボスは倒した後でも吸い込むことができない)に投げることができないため、長期戦を強いられることも。
- まきもの入手後は、通常攻撃が「ハイパースロウ」に強化され、投げた敵のグラフィックが変化して威力が高まるほか、掴んだ敵が炎・氷・電気のいずれかの属性を持っていれば、投げる際にその属性が自動的に付加されるようになる。
- ボム
- フォーリー、ドロッチェ、ドクのユーフォーが攻撃時に出す爆弾からコピー。
- 爆弾を放り投げて攻撃する。十字キーで投げる方向を指定できるほか、その場に設置することも可能。ダッシュ中に投げた場合は直線状に飛んでいく。
- まきもの入手後は、パレット上で「ボム」と「アイス」「スパーク」のシャボンを組み合わせるか、「ボム」と「アイス」「スパーク」の能力敵を同時に吸い込んでコピーすることで、それぞれ「アイスボム」「サンダーボム」のミックス能力を生成・使用可能になる(「ボム」自体が火属性なので「ファイアボム」は存在しない)。なお、各ミックス能力は属性以外、通常のボムと同性能である。
- レーザー
- レーザーボール、ドクのユーフォーのレーザーノズルからコピー。
- レーザーを発射する。角度の付いた地形に当てると、直角に反射する。今作では従来のシリーズに比べ威力が大幅に上昇しているほか、雲を消したり、特定のブロックを破壊することも可能。
- まきもの入手後は、コマンド入力で通常より威力と貫通力の高い「貫通レーザー」を発射可能になる。
- マジック
- ボクシィからコピー。
- 前作から性能が大幅に変更され、使い捨てではない汎用のコピー能力になった。今作では鳩やトランプを飛ばしたり、びっくり箱の如くシルクハットから人形を出す「ハットマジック」で攻撃する。
- まきもの入手後は、コマンド入力で前作と同様のマジック能力「マジックルーレット」が使用可能になる。ただしこの技は使い切りであるため、一度使用すると能力を失ってしまうリスクを伴う。
- ホイール
- ウィリー、ミセス・モーリィの投げるタイヤからコピー。
- タイヤに変身して高速で地上を疾走、そのまま直接体当たりを仕掛けて攻撃する。動作中は無敵で、方向転換やジャンプも可能だが、方向転換時のみ無敵ではなくなるため注意。また、水上を走ることも可能だが、今作では水上で方向転換しても沈まなくなった。
- まきもの入手後は、動作中に溶岩や凍った床の上などを通過すると、その属性(ステージ属性)を纏うようになる。
- ビーム
- ワドルドゥからコピー。
- 鞭のようにしなる「ビームウィップ」で攻撃する。今作では「スパーク」同様、水面や金属などの「電気を通すもの」に接触させれば、そこに電流を発生させることもできる(電流のグラフィックは「スパーク」のものと異なる)。
- まきもの入手後は、ビームウィップが「スーパービームウィップ」に強化され、ビームのグラフィックが変化、リーチと速度が若干強化される。
- トルネイド
- ツイスターからコピー。
- 竜巻に変身して一定時間突進する。動作中は無敵で、左右の方向転換や高度調整も可能だが、前作に比べて操作性は若干低下している。今作では星ブロックを破壊可能になり、ホイールのように水上を移動することも可能になった。
- まきもの入手後は、動作中に溶岩や凍った床の上などを通過すると、その属性(ステージ属性)を纏うようになる。その際は竜巻も巨大化し、攻撃範囲が大きくなる。
- U.F.O
- ユーフォー、ドクの乗る円盤からコピー。
- 円盤に変身し、常時飛行状態且つ十字キーで空中を自由に移動可能になる。ボタンを押す長さによって攻撃内容が変化する、ビームやレーザーなどの光学兵器で攻撃する(1段階目はコピー能力の「ビーム」と同性能、2段階目は「レーザー」と同性能である)。最大溜め攻撃「貫通ビーム」は特定のブロックを破壊可能。
- ただしコピー可能な敵が希少であるため、「能力おためし部屋」を解禁するまでは入手が困難な能力である。従来のシリーズとは異なり、コピーした状態でステージを出ても能力は失われずにコピー状態を維持可能。しかし、旧作に比べて攻撃力は全体的に抑えられている。水中でも空中と同様に移動や攻撃が可能だが、他の能力とは異なり、すりぬけ床を下りたりハシゴの昇降ができない、コピーパレットからアイテムを頬張った状態では、地上に落下したまま身動きができなくなってしまうという欠点を持つ。
- まきもの入手後は、カービィの周囲に攻撃判定を持った電気ビット「スターガード」が1つ、常時回転するようになる。また、このビットは「スパーク」や「ビーム」同様、水面や金属などの「電気を通すもの」に接触させれば、そこに電流を発生させることもできる(電流のグラフィックは「スパーク」のものに準じる)。
本作から新たに登場するコピー能力
編集- アニマル
- ガウガウ、ガオガオ、スピンが所持するカギ爪からコピー。
- 中ボスであるガオガオに酷似したシルエットになり、両腕の爪で引っ掻いて攻撃する。また、特定の地面を掘り進んだり、草を刈ることも可能。ダッシュ時は獣さながらに四つん這いで走る。
- まきもの入手後は、コマンド入力で空中でドリル状に回転しながら突進する「ドリルアタック」が使用可能になる。
- 余談だが、実は『星のカービィ 夢の泉の物語』で使用される予定だったコピー能力でもある。
- バブル(新能力)
- バブルヘッド、バブーからコピー。
- ストローからシャボン玉を連続で飛ばして攻撃する。従来の「ファイア」や「アイス」同様にボタンを押し続けている間は継続するほか、十字キー上下入力でシャボンの軌道を斜め上下に傾けることも可能。
- シャボンで敵を倒すと、能力を持つ敵ならばその能力に対応した「コピー能力シャボン」に、持たない敵ならば「星形シャボン」に変化させる。なお、星型シャボンはコピーパレット内で最大3段階までミックスすることができ、3段階目は非常に高い威力と貫通力を持つ巨大な星型弾に変化する。
- まきもの入手後は、コマンド入力で貫通力の高い大型の泡を発射する「ビッグバブル」が使用可能になる。
- メタル
- メタルン、ビッグメタルンからコピー。
- 自身の体を鉄の塊に変身させる。従来のシリーズにおける「ストーン」に相当する能力だが、こちらは変身・解除の概念が無いためコピー直後から強制的に変身状態となり、任意での変身解除はできない(解除する場合は能力を捨てるしかない)。
- 性能は『星のカービィ64』版のストーンに近いが、普段通りダッシュやスライディング、ホバリングなども可能で、雑魚敵ならば接触するだけでダメージを与えることが可能。しかし、鉄の塊ゆえに移動速度やジャンプ力などの機動力は大幅に低下してしまう(例外として、スライディングの速度は変わらない。また、梯子では下降時の速度が増加する)。また、コマンド入力による空中からの急降下攻撃「ヒップアタック」で特定のブロックを破壊できるほか、常に地形効果を無視して移動することが可能(ダメージトラップはおろか、突風や水流も完全に無効化できる)。
- 雑魚敵や地形効果に対しては無敵と言えるほど非常に強力である反面、中ボス以上の敵からの攻撃に対しては上記の効果が一切発揮されず、普通にダメージを受けてしまうという極端な一面を持つ。
- ソードやパラソル等と同様に、水中でも地上と同じように技を使用可能。なお、水中では重量の関係からかジャンプボタン(または十字キー上入力)だけでは浮上できないため、移動の際は工夫する必要がある。
- まきもの入手後は、コマンド入力で新たにボール状に変身する「球化」が可能となり、坂道を高速で転がることができるようになる(この状態のみ、中ボス以上の敵に対しても無敵となる)。
- ゴースト
- 隠し能力。宝箱から全ての「ゴーストのメダル」を集めることで、特定のステージにこの能力を持つ中ボス・テッドホーンが出現するようになる。
- 幽霊らしく常時浮遊しており、U.F.O同様に十字キーで空中を自由に移動可能だが、移動速度はそれに比べて遅い。また、すりぬけ床を下りたりハシゴの昇降ができない、頬張り状態では身動きができなくなるなどの制約もU.F.Oに準じている。なお、この能力にまきものは存在しない。
- 雑魚キャラに対して突進・接触することでその敵に憑依し、取り憑いた敵を操作できるようになる。憑依状態ではダメージは憑依した敵が受けるため、カービィがダメージを負う事はない。憑依状態は任意で解除可能だが、憑依した敵が一定以上のダメージを受けて倒されるか、落とし穴に落下した場合は強制的に解除される。なお、後者はカービィが穴に落ちる前に解除されるため、そのままミスになるという心配は無い。
- 憑依した雑魚キャラクターは基本的に普段の挙動を踏襲しているが、全体的に動きが鈍重であるほか、攻撃時の隙が異様に大きかったり、使用できる場所が限定されていたり、そもそも攻撃手段自体持たないものまで存在するため、お世辞にも操作性が良いとは言えないものが多い。
- また、中ボス以上の敵には憑依できない上、ゴースト単体では攻撃手段を持たないため、ボス戦での実用性はほぼ皆無といえる(ただし、攻撃手段を持つ雑魚敵を召喚するボスならば、一応倒すことは可能)。
- トリプルスター
- ドロッチェが持っていた宝の1つで、杖のような形状をしている。最終ボス「ダークゼロ」と戦うため、ダークゼロに取り憑かれていたドロッチェがカービィに託した。前2作の「スターロッド」や「マスター」などと同格のラスボス戦用能力(なお、このコピーを使わずにダークゼロとの戦闘は可)。それらと同じく杖自体がコピーの元となり、落とし穴に落ちたりしない限り自発的に消滅してしまうことは無い。水中でも使用可能。クリア後は「能力おためし部屋」に配置されるようになり、自由に持っていくことが出来る。
- その名の通り、待機状態では3つの星がバリアのようにカービィの周囲を常時回転しており、攻撃ボタンを押すことでその星を大型の星形弾に変化させて射出する「スターシュート」で敵を攻撃する。射出した星形弾は敵や地形を全て貫通し、一定距離まで飛んだ後戻ってくる。また、ボタンを押す長さと十字キー上下入力の組み合わせにより、「カッター」のように弾道をある程度操作可能(「カッター」よりも細かいコントロールが可能)。
- ステージ上のほぼ全てのトラップやギミックを作動させることが可能だが、「アニマル」のような土を掘る能力はトリプルスター本体の杖にしかない(つまりカービィの周囲を回転する星や、射出した星形弾に壁を掘る能力は無い)。前作の「マスター」に比べると、攻撃力や技のバリエーションにおいて見劣りするが、射程・連射性は上回る。
コレクション
編集ゲーム中宝箱を回収すると入手できるアイテム。手に入れたアイテムは、コレクションルームで見ることができる。宝箱は全部で120個存在する。
- シールスター
- 全て集めた状態でレベル6をクリアすると、レベル7が選択可能になる。なお、シールスターの入った宝箱は青白く光っている。全て集めない限り「星のとびら」を開けられないため、レベル7を選択することはできない。
- サウンドプレイヤー
- がくふの音楽を聴くことができる。
- がくふ
- ステージ中の音楽や効果音を聴くことができる。サウンドプレイヤーを入手していないと使用できない。
- ライフのもと
- 2つ揃えるとカービィの体力の上限が1つ増加する。
- かくしとびらのカギ
- 手に入れたレベルのEXステージが選択可能になる。
- ゴーストのメダル
- 全て揃えると隠し能力「ゴースト」がコピー可能になり、一部の中ボスもテッドホーンに差し替えられる。
- ワザのまきもの
- コピー能力の技が追加または強化される(ゴースト、トリプルスター以外の各能力に1個ずつ存在する)。
- ボスバトルのあかし
- 全て揃えると「勝ち抜きボスバトル」が選択可能になる。
- カラースプレー
- カービィのボディカラーを変更することができる(例外として「メタル」「ゴースト」の能力をコピーしている状態では反映されず、それぞれ固有のカラーが優先される)。一部のコピー能力はエフェクトのカラーにも反映される。また、コピーパレットの色も連動して変更される。
- コピーパレットスタイル
- コピーパレットの背景デザインを変更することができる。本編で入手可能なもののほかに、DSステーションで配布されていたものも存在する。
- ひみつのマップ
- 秘密の場所を印したマップ。全て揃えると全コピー能力のシャボンが揃う「能力おためし部屋」が選択可能になる。
- グラフィックピース
- 様々な絵を閲覧することができる。パズル形式での収集になり、全て集めることで絵が完成する。一部は公式イラストの使い回しで、全4種。
- ショートケーキ
- 甘くておいしいイチゴケーキ。これといった利益はない。
サブゲーム
編集サブゲームは全部で4種類。勝ち抜きボスバトル以外はワイヤレス通信とダウンロードプレイ対応。
- 刹那のティータイム
- 前作のミニゲーム「刹那のつまみ食い」をDS用に改良したもの。今回はボタンを押すのではなく、蓋が開いたら食べ物をタッチするというDSの機能を利用したものとなった。前作同様に、指定されたメーターを満タンにすることで勝利となる。また、爆弾のフェイクも存在する。
- 対戦相手は、1人対戦ではドロッチェ団のストロン、通信対戦ではドロッチェ団のストロン + 人数に合わせたカービィとなる。
- スマッシュライド
- 「スマッシュスター」というスターに乗り、対戦相手を場外に弾き出すミニゲーム。時間内にどれだけ多く対戦相手を落とせるかを競う。
- 対戦相手は、1人対戦ではドロッチェ団のスピンとチューリン、通信対戦ではドロッチェ団のスピン + 人数に合わせたカービィとなる。
- トレジャーシュート
- 目の前にある3つの宝箱のうちどれかに弾数無制限の玉を当て、中身を奪うというゲーム。時間内にどれだけスコアを稼げるかを競う。中身によって得られる点数が決まっており、その点数の分だけ玉を当てなければ取ることはできない。敵が何度か玉を当てたアイテムを、自分が最後に玉を当てて横取りすることもできる。ティータイム同様、爆弾のフェイクも存在する。
- 対戦相手は、1人対戦ではドロッチェ団のドク、通信対戦ではドク + 人数に合わせたカービィとなる。
- 勝ち抜きボスバトル
- シリーズ恒例の勝ち抜き制のボス連戦。前作同様、挑戦前に1度だけ「能力おためし部屋」で任意のコピー能力を選択でき(「トリプルスター」も使用可能、当然コピーパレットに能力をストックすることもできる)、その後レベル順に登場したボス戦を勝ち抜いていく。
- 回復アイテムはデデデ大王戦前のマキシムトマトのシャボン、ラスボス戦前のマキシムトマト・チェリー・肉2つ(「スリープ」のまきものを所持している状態で自分のコピー能力を口に含んでから使用すれば回復可能)のみだが、本作ではコピーパレットの関係上、コピー能力や回復アイテムを常時ストックできることから容易に体勢を立て直せるため、従来に比べて難易度は低めになっている。なお、1人ゲームなので通信プレイはできない。
ステージ
編集今回は『星のカービィ スーパーデラックス』の「白き翼ダイナブレイド」同様エリアマップを採用している。ステージをクリアするとそのステージ番号の色が銀から金に変わり、そのステージの宝箱を全て入手すれば番号に星マークがつく。さらにそのエリアの全部の宝箱を入手した時点でレベルエントランスの番号に星マークがつくようになる。EXステージへ行くためには、そのレベルの鍵が入った宝箱を回収しなければならない。
本シリーズの伝統として、全てのステージ名の頭文字が韻を踏んでいる。
- レベル1 PRISM PLAINS(プリズム プレインズ)
- プププランド周辺を舞台とする草原。最初のエリアなだけにそれほど難しくはなく、ゲームシステム、操作方法をマスターするにはうってつけの場所。宝箱が登場するのはステージ2からで、ドロッチェ団が登場するのはステージ3からである。後半は主にデデデ城の内部、外壁などが舞台となる。なお、最初のステージで流れるBGMは、『星のカービィ3』の1-3のBGMをアレンジしたものである。
- ボスはシリーズでおなじみのデデデ大王。
- レベル2 NATURE NAVEL(ネイチャー ネイベル)
- 広大な花畑が広がる。序盤は地上と地下世界の狭間にある洞窟、遺跡を舞台とし、後半は主に花畑の中を進んでいく事になる。ただしステージ及びステップによっては砂漠、洞窟、遺跡、森の中と雰囲気がまちまちである。このステージから地下世界を進む。
- ボスはミセス・モーリィ。
- レベル3 CREAMY CLOUD(クリーミー クラウド)
- 険しい山々がそびえ立つ。湖畔を経由して山の麓からどんどん空の方へ登っていき、最終的にはボスのメカクラッコ(ドク)が待ち構える雷雲の中に突入する。
- このエリアにそびえ立つ巨大な岩の塔は、他のステージでも風景として度々見かける。
- ボスはメカクラッコ。カービィシリーズでは珍しく「落下でミス」の危険性を孕んだ戦闘となっている。
- レベル4 JAM JUNGLE(ジャム ジャングル)
- 鬱蒼(うっそう)と生い茂るジャングルの中を進み、遺跡や廃墟の中を探検する(一部軍事基地のようなステージがある)。レベル2にある遺跡ステージとは違い、本格的な仕掛けがカービィを待ち受ける。
- ボスはドロッチェ団のドクが操る巨大メカのヤドガイン。このボス戦では後ろから迫り来るヤドガインから逃げつつダメージを与えていくという、メタルスラッグ風の特殊な戦いとなる。
- レベル5 VOICE VOLCANO(ボイス ボルカノ)
- 最初から最後まで火山の中を探索する事になる。道中では溶岩の煮えたぎる城の中も探索する。ステージの構成上アイス能力の入手頻度が低いため、このエリアでは貴重なコピー能力となる。最初のステージはまだ麓なので溶岩は出てこない。
- ボスはボーボー。
- レベル6 ISLAND ICE(アイランド アイス)
- 雪に覆われた山脈地帯。アイランドとあるが、実際には島ではない。どこもかしこも雪や氷で覆われており、今度はファイアの能力が欠かせなくなる。ちなみにツララのトラップが登場するのはこのレベルだけである。尚、ここにはドロッチェ団のアジトが存在する。最大の特徴として、地上の世界に通じる「星のとびら」が存在する。
- ボスはドロッチェ。秘宝「トリプルスター」を使う。
- レベル7 SECRET SEA(シークレット シー)
- 陸地がほとんど無く、広大な海が広がっている。ただしすぐに海へ向かうのではなく、一旦上空を迂回してから海中に潜る形となる。目を凝らすと、海の中にハルバードの艦影が見えてくるのが分かる。ステージセレクト画面のBGMは元の地上世界のものに戻っている。
- ボスは、レベル6にて突然現われたメタナイト。この海に潜水していた戦艦ハルバードの艦橋内での戦いとなる。
- レベル8 GAMBLE GALAXY(ギャンブル ギャラクシー)
- 宇宙空間。ハルバードから脱出した後、ポップスター周辺を通過し更に遠くへと飛んでいく。ステージ数はボスステージを含めて4つと少なめだが、ゴールまでの道のりが長く、ドロッチェ団の全てのメンバーも3ステージそれぞれに登場する。ダークゼロの影響なのか、ポップスターの傍にはブラックホールのような巨大な黒い渦が巻いている。ステージセレクト画面のBGMはステージボスの前の部屋のものなっている。なお唯一EXステージが存在しないエリアである。
- ボスはダークドロッチェ&ダークゼロ。連戦というわけではなく、間に回復アイテムなどが置かれたエリアを経由してから本当のラストバトルへ突入する。
エクストラモード
編集メインゲームで全ての宝箱を集めることで、宝箱コンプリートまでの時間を競う「エクストラモード」が選択可能になる。データは最後までプレイした時のみランキングとしてセーブされる。なお、時間が計測されるのはステージにいる時のみで、ゴールゲームやステージ・レベルセレクトにいる間の時間は含まれない。
その他
編集- カービィシリーズでは『星のカービィ64』以来6年ぶりに日本市場でミリオンセラーを達成した。
- デデデ城とその周辺のデザインがアニメの物に変更されている。
- 開発初期は「どろちゅ〜団」(泥棒 + ネズミの鳴き声)という名で進んでいたが、対象年齢「子供向け」に限定してしまう恐れがあるということで「ドロッチェ団」と変更された。
- グラフィックは、GBAの『夢の泉デラックス』や『鏡の大迷宮』と同じものを採用しており、そのためBGMには旧作のアレンジが多く使用されている。
- 今作では今までのボスキャラに見受けられた「体力一定値以下による攻撃パターンの変化」が殆ど存在しない(中にはヤドガインのように攻撃手段が減るボスさえいた)。また、前作では体力ゲージの上に敵の名前が表示されていたが、今回は表示されない。
- DS本体の日付機能や誕生日設定との連動により、ユーザーの誕生日やその翌日にプレイするとファイルセレクトの前に「ハッピーバースデー!」の文字とグラフィックが表示される。
- 開発者がインタビューでカービィのスピンオフ作品を制作したいという意向を示している。
- なお、フラグシップはこの作品を最後に、親会社であるカプコンに吸収合併される事となった。
- いずな落としを発動した際に着地地点に他の敵と重なっていると、その敵も巻き込んでダメージを与える事ができる。このテクニックは通常のザコ敵を呼び出すボス(デデデ大王、メカクラッコなど)に対しても通用する。また、これらの特徴は他の掴み系の技にも当てはまる。
- レベル3のステージ5などで使用されている曲と、ボス戦前の能力部屋などの曲はサウンドテストでは聴くことができない。
- 2007年3月29日(木)から2007年4月4日(水)までの間、DSステーションでコピーパレットスタイル4種を配信した(現在は入手不可)。それぞれカービィ、メタナイト、ドロッチェ、デデデ大王が青い背景に溶け込んだデザインとなっている。
- 次作の『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』のモード「激突!グルメレース」のタイムアタックにゴーストカービィが登場する。
- 一部ステージでは過去のBGMが流用されているが、音程は若干変化している。
脚注
編集- ^ 2020CESAゲーム白書 (2020 CESA Games White Papers). コンピュータエンターテインメント協会. (2020). ISBN 978-4-902346-42-8
- ^ “Kirby Squeak Squad”. All Game (2006年12月5日). 2012年8月22日00:25閲覧。
- ^ https://twitter.com/Kirby_JP/status/1425290925283049474?s=19
- ^ 厳密には前作でボスとして戦うメタナイトは本人ではなく、ダークメタナイトである。