水野清

日本の元政治家(1925−2019)

水野 清(みずの きよし、1925年〈大正14年〉2月2日2019年〈令和元年〉7月28日)は、日本の元政治家位階正三位勲等勲一等旭日大綬章。在東京マケドニア共和国名誉総領事

水野 清
みずの きよし
生年月日 (1925-02-02) 1925年2月2日
出生地 大日本帝国の旗 千葉県印旛郡遠山村駒井野
没年月日 (2019-07-28) 2019年7月28日(94歳没)
死没地 日本の旗 東京都
出身校 東北大学経済学部卒業
前職 NHK記者
内閣総理大臣補佐官
所属政党 自由民主党
称号 正三位
勲一等旭日大綬章
経済学士(東北大学・1951年
親族 養子・水野賢一
公式サイト 水野清 事務所

内閣 第2次橋本内閣
第2次橋本改造内閣
在任期間 1996年11月12日 - 1998年7月30日

内閣 第1次海部内閣
在任期間 1989年8月10日 - 1990年2月28日

日本の旗 第47代 建設大臣
内閣 第2次中曽根内閣
在任期間 1983年12月27日 - 1984年11月1日

選挙区 旧千葉県第2区
当選回数 9回
在任期間 1967年1月30日 - 1996年9月27日

その他の職歴
第31代 自由民主党総務会長
(総裁:宇野宗佑
1989年 - 1989年
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衆議院議員(9期)、建設大臣第47代)、総務庁長官第8代)、自由民主党総務会長(第31代)、内閣総理大臣補佐官行政改革担当)などを歴任した。

父は詩人の水野葉舟参議院議員の水野賢一は養子。

概要

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千葉県成田市駒井野出身[1]旧制東京府立第十中学校盛岡高等農林学校学徒出陣を経て東北大学経済学部卒業。1951年NHKに入局し、主に経済記者を務める[2]

1964年山村新治郎寺島隆太郎の相次ぐ死去に伴う衆議院旧千葉2区補欠選挙に保守無所属で立候補したが、次点で落選した。1967年第31回衆議院議員総選挙自民党公認で旧千葉2区から立候補し、初当選した(当選同期に山下元利増岡博之加藤六月塩川正十郎河野洋平中尾栄一藤波孝生武藤嘉文坂本三十次塩谷一夫山口敏夫らがいる)。以後、当選9回。当選後は交友クラブを経て、宏池会に入会する。

1983年第2次中曽根内閣建設大臣に任命され、初入閣した。1984年、成田用水土地改良区の理事を務めていたことから、三里塚芝山連合空港反対同盟を支援する中核派に事務所を放火されている[3]

1989年宇野宗佑総裁の下で自由民主党総務会長に起用されるが、宇野は同年の第15回参議院議員通常選挙での大敗を受け、わずか69日で退陣。宇野の退陣を受けて発足した第1次海部内閣では総務庁長官に任命された。

1996年第41回衆議院議員総選挙には立候補せず、政界から引退。水野に代わり、養子で中尾栄一の実子である水野賢一千葉9区から自民党公認で立候補したが、賢一は新進党実川幸夫に敗れ、落選した(1999年繰上当選)。同年11月、橋本龍太郎首相により行政改革を担当する内閣総理大臣補佐官及び行政改革会議事務局長に起用され、橋本首相の掲げた六大改革の推進を補佐した。金融ビッグバンの端緒をつけた海外への金の流出、ひいては税金の徴収が目減りする事態が想定された外為法改正(1998年4月施行)は水野、および当時の大蔵省財務官だった榊原英資の主導により推し進められた。首相補佐官は、1998年の橋本の退陣まで務める。同年、勲一等旭日大綬章受章。その後は「日本再建のため行革を推進する700人委員会」の代表世話人を務め、郵政民営化の一層の推進や、特殊法人の民営化を提言した。

1999年、警視庁捜査第二課への相談で、外務省機密費流用事件が発覚するきっかけをつくる。

2019年7月28日、老衰のため、東京都の老人ホームで死去[4]。94歳没。死没日をもって正三位に叙される[5]

所属団体・議員連盟

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脚注

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  1. ^ 飯高春吉 (1976). 北総の朝あけ―成田空港闘争と警備の記録. 千葉日報社出版局. p. 34 
  2. ^ 毎日新聞千葉支局・編『ちば人国記Ⅱ』p.132 毎日新聞社 ISBN 4620306665
  3. ^ 原口和久 (2000). 成田空港365日. 崙書房. p. 243 
  4. ^ 元建設相の水野清氏死去 - 時事ドットコム 2019年7月31日
  5. ^ 『官報』83号、令和元年9月2日

関連項目

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外部リンク

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議会
先代
佐藤守良
  衆議院逓信委員長
1981年 - 1982年
次代
左藤恵
公職
先代
設置
  内閣総理大臣補佐官
行政改革担当)

岡本行夫沖縄担当補佐官)と共同
1996年 - 1998年
次代
岡本行夫沖縄担当)
先代
池田行彦
  総務庁長官
第8代:1989年 - 1990年
次代
塩崎潤
先代
内海英男
  建設大臣
第47代:1983年 - 1984年
次代
木部佳昭
党職
先代
設置
自由民主党行政改革推進本部長
1995年 - 1996年
次代
佐藤孝行
先代
伊東正義
自由民主党総務会長
第31代:1989年
次代
唐沢俊二郎
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